Windows Mobileのスマートフォンソリューションを展開、HTC

HTCは国内における企業向けモバイルソリューションを発表した。基幹業務システム連携や端末管理などサービスを展開する。

» 2007年07月18日 15時50分 公開
[ITmedia]

 スマートフォンメーカーのHTC Nipponは7月18日、Windows Mobile OSを搭載するスマートフォンを利用した企業向けモバイルソリューションを展開すると発表した。国内の主要ベンダー10社との協業で提供する。

 HTCは、PDAやハンディターミナル、スマートフォン端末の開発、製造、販売を行う大手モバイル機器メーカー。国内では、NTTドコモ向けに「hTc Z」、ソフトバンクモバイル向けに「X01HT」「X02HT」(7月末発売)を供給している。

 企業向けソリューションパートナーには、日本IBMと大塚商会、ソフトバンクモバイル、ソフトバンクBB、ユニアデックス、アイエニウェア・ソリューションズ、イノシス・コミュニケーション、エスケイ、ピーエスシー、HITの10社が参加する。

スマートフォンでMicrosoft Dynamicsの情報利用できる(イノシス・コミュニケーション)

 各社では、同期システム(アイエニウェア)やインスタントメッセージング(日本IBM)、業務アプリケーションプラットフォーム(ユニアデックス)、端末の遠隔消去(エスケイ)など、スマートフォンを業務利用するサーバプッシュ型を中心としたサービスが提供される。

豊田幸隆ソリューションマーケティングマネジャー

 法人事業本部の豊田幸隆ソリューションマーケティングマネジャーは、「欧米ではスマートフォンを業務に使う動きが加速しており、当社もグローバルではすでに数多くのソリューションを提供している。マルチキャリア環境など企業の多彩なニーズに対応していきたいと」話す。

 各社のソリューション内容は、7月20日まで東京ビッグサイトで開催中の「ワイヤレスジャパン2007」同社ブースで紹介されている。

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