マリオだと思ってプレイすると大変なことに――メールでワームを大量にばらまかれてしまう。
英Sophosは7月30日、「スーパーマリオ」のゲームを装って感染を拡大しようとするワーム「W32/Romario-A」に対する注意を呼び掛けた。
Sophosによると、ゲームをプレイしようとして添付ファイルを実行すると、ゲーム画面が表示されるだけでなく、このワーム自身がメールの添付ファイルやリムーバブルディスク経由で感染を広めようとする。
ワームは毎日特定の時間に起動し、メール送信のタスクを実行するようプログラムされているという。さらに問題なのは、拡張子がBAT、COM、PIF、SCRのファイルを開いたり実行したりすると、ワームも実行されてしまうことだ。
Sophosによると、ゲームを装うワームはこれまでにも幾つも登場している。例えばMicrosoftのカードゲームHeartsを装うW32/Bagle-U、「Coconut Shy」というゲームをスタートするW32/Coconut-A、Minesweeperを装ったTroj/Gonori-Aなどがある。
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