FONが専用無線ルータを機能強化、電波到達距離が5倍になるアンテナも

フォン・ジャパンは、ポート数やアンテナなどを拡張した無線LANルータ「La Fonera」の新版を発売する。

» 2007年08月08日 21時29分 公開
[ITmedia]

 コミュニティー型の公衆無線LANサービス「FON」を展開するフォン・ジャパンは8月8日、専用無線LANルータ、La Fonera(ラ・フォネラ)の拡張版となる「La Fonera+」(ラ・フォネラ・プラス)を発表した。8月11日よりFONのオンラインショップや九十九電機、ノジマ、PCデポで販売を開始する。オンラインショップは8日より予約を受け付ける。

画像 アンテナやインタフェースを拡張した「La Fonera+」

 La Fonera+の強化ポイントは、(1)LANポート、(2)アンテナ、(3)LED表示の3つ。(1)は、La Foneraでは1つだった本体のイーサネットポートを2つに増やし、PCなどを有線で接続できるようになった。(2)は、従来より装備している外部アンテナに加えて内部にもアンテナを装備。外部アンテナは付け替え可能になっている。(3)については、ライトを2色表示化することで電源/通信/アクセス状態の視認性を高めた。本体価格は3800円(税込み)で、現行のLa Foneraより約1800円高くなった。

画像 標準アンテナを取り替えることで電波の飛距離を延ばす外部アンテナ「La Fontenna」

 併せて同社は、La Foneraに取り付け可能な指向性の外部アンテナ「La Fontenna」(ラ・フォンテナ)を発表した。La Fonera標準装備の外部アンテナをLa Fontennaに付け替えることで、無線電波の到達距離を標準アンテナの最大約5倍にまで伸ばせるという。また内部アンテナと併用すれば、異なる飛距離や角度の電波を同時に利用できる。アンテナのサイズは幅150mm×高さ90mm×奥行き30mm(ケーブルは3m)。価格は1980円(税込み)で、8月24日から販売を開始する。

 8月6日現在、国内のFONサービス会員数は3万5686人、アクセスポイント設置数は1万9885カ所となっている。

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