日立は、国際標準規格に完全準拠したUHF帯対応のICタグ「μ-Chip Hibiki」を発表した。セキュア電子タグプロジェクトで開発されたセキュリティ機能の搭載は世界で初。
日立は9月6日、UHF帯ICタグ「μ-Chip Hibiki」を発表した。
同製品は、国際標準規格に完全準拠し、従来と比べ国際物流におけるSCMやトレーサビリティなど幅広い用途に利用できるのが特徴。また、セキュア電子タグプロジェクトで開発されたセキュリティ機能を世界で初めて搭載。これにより、ICタグ情報を記録するユーザー領域を複数に分割し、エリアごとにパスワード管理できるようになった。また、通信距離制限機能も追加された。
セキュア電子タグプロジェクトは、日立、大日本印刷、凸版印刷、日本IBM、NEC、富士通の6社が共同で進めた経済産業省の研究開発委託事業で、UHF帯ICタグの技術開発やセキュリティ機能の追加を目的としている。
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