OKI、位置情報を住所データに変換するASPサービスを開始

OKIは、携帯電話やPHSからの位置情報を住所データに変換してモバイルサイト運営者に提供するASPサービスを開始した。

» 2007年09月10日 17時21分 公開
[ITmedia]

 沖電気工業(OKI)は9月10日、携帯電話やPHSから提供された位置情報を住所データに変換してモバイルサイトの運営者などへ提供するASPサービス「UBIOS-CoCo」を開始した。

 UBIOS-CoCoは、モバイルサイトにアクセスしたユーザーがサイト運営者へ提供する位置情報を、UBIOS-CoCoが住所データに変換し、さらには時刻情報も追加してサイト運営者に提供する。従来は、サイト運営者がシステム構築時に携帯電話やPHS事業者ごとの位置情報を取得する仕組みを実装し、さらには端末ごとに動作検証を行う必要もあった。

サービスの仕組み

 対応端末は、NTTドコモとKDDI、ソフトバンクモバイル、ウィルコムの位置情報が提供可能な端末で、GPS搭載端末からはユーザーのいる経度・緯度情報、GPS非搭載端末からはユーザーに最も近い基地局の緯度・経度を取得する。すでに、DAYJOBシステムが災害補償付福利厚生サービスで使用する打刻情報に、UBIOS-CoCoが提供する時間と位置情報が利用されているという。

 利用料金は、月間3万アクセスまでの場合が月額30万円(税別)から。OKIでは業務系のモバイルサイトやエンターテインメント系のモバイルサイト、SFAなどを構築もしくは運営する事業者向けに同サービスを提供し、今後1年間で50件の利用を見込む。

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