IBMとSmithsonian、仮想博物館をオープン

現実世界での博物館完成に先駆けてオープン。ソーシャルネットワーキング機能でアフリカ系アメリカ人史を作成、仮想博物館で閲覧可能にするという。

» 2007年09月27日 10時09分 公開
[ITmedia]

 米IBMと米Smithsonian Institutionは9月26日、新しい博物館「National Museum of African American History and Culture」を、実際の博物館完成に先駆けてWeb上でオープンした。ワシントンD.C.のナショナルモールに建設される同博物館は、2015年の完成予定。Smithsonianが運営する19番目の博物館となる。

 Webサイトにはソーシャルネットワーキング機能「The Memory Book」が設けられ、アフリカ系アメリカ人が自分や家族の歴史を文章、画像、オーディオの形式でアップロードすることができる。これらは互いにリンクされ、さらに博物館側が提供する歴史的に重要な人物や事件などのコンテンツと結び付けられ、1つのアフリカ系アメリカ人史として閲覧できるようにするという。

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 同博物館では、奴隷制、南北戦争後の復興、ハーレムルネッサンス、公民権運動など、さまざまな内容の展示物を扱う予定。

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