シニアコムとQript、中高年層向けメッセンジャー開発で提携

シニアコミュニケーションとQriptは、中高年層での利用を目的としたインスタントメッセンジャー開発で提携する。

[ITmedia]

　シニアコミュニケーションとQriptは10月4日、シニア層向けのインスタントメッセンジャー（IM）の共同開発を目的に提携すると発表した。第1弾として50歳以上に限定したコミュニティーサイト「STAGE」への導入を予定する。

　シニアコムは中高年層を対象としたマーケティング事業を展開し、STAGEは会員数33万人と、国内最大級のシニア向けコミュニティーサイト。企業向けIM開発のQriptが昨年12月に行ったIM利用調査（関連記事）によれば、40〜50歳代のIM認知率は7割近くに達するものの、利用率は3割未満となっている。

　2社ではこうした市場背景から、若年層の利用が中心となるIMが、中高年層にとっても有効なコミュニケーションツールになるとして、シニア向けの機能やデザイン、インタフェース開発を開始する。2社ではシニア向けビジネスを行う企業にも提供を検討するとしている。