同じイベントの自動アクションを制限するには?運用管理・きっと役立つTips集――JP1編

知っているようで知らないことも多い運用管理ツール。「こうしたいけどよく分からない」を解決する、日々の仕事に役立つ小技を紹介する。

» 2007年10月17日 07時00分 公開
[ITmedia]

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自動アクションを1回だけ実行するように設定する

 「JP1/Integrated Management(JP1/IM)- Manager」は、分散されたシステムを構成するサーバや各種アプリケーションを1つの管理者のクライアントから集中的に監視、操作するための統合コンソールマネージャ製品。監視するイベントを登録・管理する役目を担っており、障害イベントが発生すると自動アクションで管理者に通知する。

 しかし、障害発生時に同じ内容のイベントが繰り返し何度も発生した場合、障害通知は発生したイベントの数だけ行われるので、画面にたくさんのエラーメッセージが連続して表示されることになる。これでは、管理者の業務に支障を来たす恐れもある。

 それを回避するには、一定時間内に発生した同一内容の障害に対し、1回だけ自動アクションを実行するように設定するとよい。その設定方法は、以下の通りだ。

JP1/IM - Managerのアクション詳細設定画面

 JP1/IM - Managerのアクション詳細設定画面で「実行監視」項目の「抑止」を「する」に設定し、「抑止時間」を秒単位で指定する。これにより、指定された時間内に同一実行条件のイベントが発生しても、2件目以降のイベントに対応する自動アクションは実行されない。

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