ウイングアーク テクノロジーズは、帳票・BIから考えるITイノベーションをテーマとしたフォーラムを開催。パートナープログラムの成果を公開した。
国産ソフトの認知度向上や競争力の強化を目的に国内ソフトウェアベンダーで構成される業界組織「MIJS」に参加するウイングアーク。同社が10月18日に開催した「ウイングアーク・フォーラム2007」午前の部では、同社製品とパートナー製品の連携を推進するパートナープログラム「WARP (WingArc Relationship Program)」参加企業向けのセッション「WARP CLIMAX 2007」が行われた。
同セッションでは、WARPの取り組みに関する報告が行われた。2007年3月までに帳票作成ツール「Super Visual Formade(SVF)」26社、多次元高速集計リポーティングツール「Dr.Sum」31社といったパートナーを集めた。2007年上半期では、新たに24社とパートナー契約を結んだという。
パートナーに実施したアンケートの結果が公表された。WARPに期待することとして、「技術支援」「マーケティング支援」「ライセンス体系の改善」の3点が上位を占めた。
これについて同社は、WARP専用WebサイトにFAQページ「WARP 猫の巻」の掲載、パートナー専用のポータルサイトとライセンス体系を説明したハンドブックの提供、販売促進を支援するデモキットの貸し出しを行うことを明らかにした。
さらに、SVFとDr.Sumに関する技術者向け勉強会「WARPパートナー技術部会」の開催を宣言。パートナー同士の交流や技術情報の公開といった要望を実現したものだ。
「われわれはパートナーのおかげで成長してきた。“ギブアンドギブアンドテイク”の精神でパートナー制度も皆さまと一緒に成長させていきたい」――同社営業本部ビジネスパートナー事業部事業部長兼WARP事務局長の森脇匡紀氏はプログラムに対する意気込みを述べた。
「ビジネスにおいて“出会い”が成功に結び付いていく。ウイングアークもパートナーやエンジニアとの素晴らしい出会いがあったからこそ成長できた。そういった思いを伝えたかった」と同社代表取締役社長の内野弘幸氏はフォーラムの意図を述べ、“縁”の重要性を伝える形で締めくくった。
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