日本HP、HDDの復旧・返却サービスを開始

日本HPは、PCのHDDの復旧・返却サービスを開始した。いずれも契約年内に何度でもサポートを受けることができ、従来の復旧サービスに比べて低価格なのが特徴だ。

» 2007年10月23日 16時29分 公開
[ITmedia]

 日本ヒューレット・パッカード(日本HP)は10月23日、生産から廃棄に至るまでのPCのライフサイクルに合わせたサポート「HP Total Care」の第一弾として、PCのハードディスクドライブ(HDD)の障害時に読み出せなくなったデータを復旧する「データリカバリサービス」と、HDDの交換後、故障しているHDDをユーザーに引き渡す「HD返却不要サービス」を提供開始した。

 データリカバリサービスは、故障で読み出せなくなったHDDのデータを復旧するもので、契約期間の間に何度でも利用できるサービスとして提供される。従来、HDDのデータ復旧は専門業者に依頼する必要があり、修理価格が数万円〜数百万円という高額になることがほとんどだった。データリカバリサービスは、1年間のサービス「HP Care Pack データリカバリサービス」が1万1500円、3年間の「HP Care Pack データリカバリサービス」は1万6800円と低価格なのが特徴。

 HD返却不要サービスは交換したHDDを顧客に引き渡すもの。通常、交換元のHDDはメーカーに帰属し、交換したHDDをメーカー側が持ち帰る必要があった。このサービスではHDDを自社で管理・廃棄できるため、データメディアの持ち出しを禁止する企業の要望に応えることができる。3年間契約の「HP Care Pack HD返却不要サービス」があり、価格は4725円から。

 いずれのサービスもベストエフォート型で、デスクトップPC、ノートPC、パーソナルワークステーションに対応する。HP Directplusオンラインストア、HP Directplusコールセンター、HP Directpartnerを通じて販売される。

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