ビジネスの達人が選ぶモバイルキーボードスマートフォン周辺機器特選(1/2 ページ)

スマートフォンを便利に使うために周辺機器の存在が欠かせない。ビジネスシーンにちょっと役立つ周辺機器を達人に伝授してもらおう。

» 2007年10月30日 11時33分 公開
[柴崎忠生(ソフトブレーン・インテグレーション),ITmedia]

 これから何回かに分けてスマートフォンの周辺機器の活用について紹介したい。今回はBluetoothインタフェースを搭載し、持ち歩きに適した米Mobility Electronics製の折りたたみ型キーボード「iGo Stowaway Ultra-Slim Bluetooth Keyboard」を紹介しよう。

 日本語というのは世界的に見ても大変ややこしい言語体系だ。英語のように記号を含めても200種類以上の文字で足りてしまう国とは違って、日本語にはひらがな、カタカナ、漢字を含めて7000種類以上の文字があり、日常的に使われる語彙は1万種類以上と、世界的に最も多い部類だ。

 日本語は、同音異義語の多さもさることながら、文章の区切りも非常に不透明だという特徴もある。こうした言語を操る日本人は賢いとも言われるし、文章には“わび”と“さび”を求めるのでストレートに意志を伝えるのが苦手だとも言われている。

 何にしても日本人は、携帯電話を文字通り、“常時携帯”する情報端末として発展させ、さらにはカメラや音楽プレイヤー機能の搭載、動画再生までも可能にした。そして、携帯電話が「ブラウザフォン」とも呼ばれるモバイルインターネット端末へ進化をさせる世界的なムーブメントを起こした。モバイルデバイスにおける文字入力の機会がますます増え、容易に入力できるようにしたいという声が増えてくるだろう。

 モバイルが大好きな人、また、スマートフォンの両手でのキーボード操作にいまいち慣れないという方に必携なのがこのキーボードだ。iGo Stowaway Ultra-Slim Bluetooth Keyboardは、その名の通りBluetooth 経由で接続可能なフルキーボードの入力デバイスである。フルキーボードながら、重さは160グラム、折りたたみ時のサイズは横14×縦9.5×厚さ1.3センチメートルというコンパクトさで、キャリングケースを付属している。

 キーピッチは18ミリメートルで、キーストロークも3ミリメートルと、一般的なキーボードと遜色が無い。スマートフォンを立てかけるフォンスタンドは、アタッチメント式で簡単に取り外しができる。Bluetooth の有効範囲は、9メートル四方なので――視力に自信のある人に限られるが――結構離れた場所にスマートフォンを置いて使うことだって可能だ。

 しかしながら、このキーボードは海外製ということもあり、対応OSは、「Palm OS」「Symbian OS」「BlackBerry」「Windows Mobile」となっている。日本語OSの環境では、ドライバが対応しているのかどうかなど若干の注意が必要となる。国内仕様のスマートフォンでは、「Advanced/W-ZERO3[es]」「EM・ONE」「hTc Z」「X01HT」などで動作確認が出来ているようだ。

バーで「eセールスマネージャ」を使って仕事をしてみた
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