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» 2007年11月15日 13時00分 UPDATE

次世代検索の行き先:「続きはWebで」現象が示す検索ツールの未来像 (1/2)

「続きはWebで」というフレーズをCMで聞いたことのある人は多いはず。広告手法としても取り入れられるようになった検索エンジンは、近い将来、AjaxやRSSなどにもその効果を波及させながら、Web上の情報を調べるためのツール以上の存在となる可能性を示している。

[小川浩,ITmedia]

このコンテンツは、オンライン・ムック「次世代検索の行き先」のコンテンツです。関連する記事はこちらでご覧になれます。


 検索エンジンはインターネットの黎明(れいめい)期から現在に至るまで、間違いなく最も重要かつ利用頻度の高いアプリケーションとなっている。その役割は、ネットユーザーが膨大なWebの中から必要な情報を取得するための受動的な支援ツールであったはずだ。しかし最近では、例えばYahoo!を開くために「Yahoo!」といったキーワードやWebサイトのURLをタイプするユーザーが増えているように、Webサイトをブラウザ上に表示するシステムへと変わってきている。つまり、検索キーワード(クエリ)はドメイン(URL)に替わるものになり、検索エンジンはあるものを調べる道具から、インターネットのトラフィックの起点へと変ぼうしつつある。

 それと同時に、Googleが検索結果と広告を組み合わせることで検索エンジンのマネタイズに成功したことを受け、今後の検索エンジンはブログやフィード、画像/動画検索などを取り入れたさまざまな形態を取っていくと思われる。しばらくの間は、検索結果に関連のある広告を表示する仕組みは黄金律として用いられ続けるだろう。

広告業界に見る“検索”の変遷

 広告業界には、ATL(Above The Line)とBTL(Below The Line)という用語がある。ATLはテレビ、ラジオ、雑誌、新聞の4大マスメディアへの広告を指し、BTLはチラシやビルボードなどの媒体に掲載する広告を指す。

 ATLで最も大きな市場を持つテレビ広告を見てみると、ここ数年のテレビ広告はユーザーの関心を引き起こすことに集中している。店舗に消費者の足を運ばせる前に、Webサイトに導き、詳細な情報を提供したりプロモーションへの参加を促す手法が急速に普及している。

 最初に現れた広告手法は、「www.○○○.com」というようなドメインを表示したり音声を繰り返すことで消費者にWebサイトへの誘導を図る連呼型だった。しかし、この方法はほとんど失敗に終わったといえる。

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