開発者のバグ潰しに役立つMantisPrograming Bible(2/3 ページ)

» 2007年11月20日 07時01分 公開
[Federico-Kereki,Open Tech Press]
SourceForge.JP Magazine

インストールと要求条件

 Mantisをインストールするためには、PHP 4.0.6かそれ以降のバージョンと、(データベースにMySQLを使用する場合)MySQL 3.23.2かそれ以降のバージョンと、Webサーバを用意する必要がある。またMySQLの管理者権限も必要になるだろう。さらにMantisは新規ユーザーに確認のメールを送信するため、sendmailなどのMTAが有効になっている必要がある。

 それではMantisのダウンロードページへ行って、最新版(約1.5Mバイト)を入手しよう。次にWebサーバ上でコンソールを開いてファイルをダウンロードしたディレクトリに移動したら、以下のようにしてtarファイルを展開する。


tar zxf mantis-1.0.8.tar.gz
mv mantis-1.0.8 /srv/www/htdocs/mantis

 なお/srv/www/htdocs/というディレクトリはopenSUSEユーザー用だ。それ以外のディストリビューションでは/var/www/html/になるだろう。それではブラウザを起動して「http://自分のWebサイト/mantis/admin/install.php」にアクセスして、実際のインストール手順を開始しよう。

 インストールの最初の画面では、データベースサーバのホスト名とユーザー名とパスワードを入力する。次に、使用するデータベース名(デフォルト値の使用をお勧めする)を入力して、「Install/Upgrade Database(データベースのインストール/アップグレード)」をクリックする。何らかの形で不適切な設定がある場合には、Mantisがそのことを通知してくれる。その場合にはその問題を解決した上で、もう一度前記の作業を行う必要がある。すべて問題がない場合には、「GOOD」という緑色のメッセージが画面上にたくさん表示されるだろう。次にログイン(ユーザー名「administrator」、パスワード「root」を使用)して、ユーザーを作成(自分用のアカウントを作成)したら、最初のプロジェクトを作成する。さらに念のために言っておくと、インストール用のコードを削除するためにrootとしてログインして「rm -rf /srv/www/htdocs/mantis/admin」としておかなければ、Mantisがそうするように警告を出し続けてくるだろう。

関連キーワード

バグ | テスト | セキュリティ | Programing Bible


Copyright © 2010 OSDN Corporation, All Rights Reserved.

注目のテーマ