データセンター内の人物を検知して通話、野村総研らがサービス

野村総研とモバイル・テクニカは、無線LANの位置検出機能とVoIPを組み合わせたデータセンター向けサービスを発表した。

» 2008年01月31日 17時34分 公開
[ITmedia]

 野村総合研究所とモバイル・テクニカは1月31日、無線LANの位置検出機能とVoIPを組み合わせたデータセンター向けサービス「Click to Call」を発表した。2月から提供を開始する。

 同サービスは、データセンター内に配備された無線LANの位置検出機能とVoIP対応のモバイル端末を組み合わせるもの。管理者は、アクセスポイントでリアルタイムに検出したモバイル端末の位置情報を基にデータセンター内にいる人物の所在を確認できる。必要に応じて通話発信もできる。

 また、位置情報のデータを所在ログを証跡利用できるほか、臨時に貸し出す端末の予約管理機能も搭載する。将来的に警戒エリアへの侵入検知、位置情報の立体表示などの機能なども提供していくという。

 データセンターには機密情報が集積されているため、携帯電話の持ち込みを禁止している企業が多く、両社ではデータセンターを運営する企業や、携帯電話の利用を制限している医療機関、工場や倉庫、ホテルなども対象に販売する。

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