紛失時のセキュリティ対策を強化、NTTドコモがF905iBiz発売

NTTドコモは、遠隔操作によるデータ消去や業務に不必要なアプリケーションを搭載しない法人向けの携帯電話端末「F905iBiz」を発売する。

» 2008年02月12日 21時19分 公開
[ITmedia]

 NTTドコモは2月12日、紛失時などの情報漏えい対策を強化した法人向けの携帯電話端末「F905iBiz」を2月20日に発売すると発表した。業務に不要なエンターテインメントアプリケーションも搭載しない。

 新端末は、FOMA端末「F905i」をベースにセキュリティ対策機能などを強化した法人専用モデル。管理者が遠隔からの操作で端末内のデータを削除でき、また、端末の機能(カメラ、電話帳、赤外線通信など)を利用できないようにする「遠隔カスタマイズサービス」に対応する。また、企業ユースを想定して外部メディアや、電子マネー機能、USB経由によるデータ通信機能、デジタルテレビ、音楽再生機能を利用できない仕様となっている。

 このほか、F905iと同様に海外ローミング(W-CDMA/GSM)サービスに対応するほか、GPS、FOMAハイスピード、指紋認証機能などに対応する。遠隔カスタマイズサービスは、有償サービスとして同モデル発売と同時に開始される。初期費用は無料だが、端末の導入台数に応じて月額課金される。

F905iBiz
製品名 F905iBiz
本体サイズ 縦108×横50×厚さ21ミリメートル
重量 約135グラム
連続待受時間 3G:約505時間、GSM約300時間
連続通話時間 3G:約190分、GSM:約200分、テレビ電話:約110分
メイン画面 3.2型フルワイドVGA(横480×縦864ドット)TFT液晶
サブ画面 0.65型FSTN液晶
外部メディア 非対応
カメラ機能 外側:CMOSカメラ(有効画素数約320万)、内側:CMOSカメラ(有効画素数約32万)
主な仕様

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

注目のテーマ