詐欺・なりすまし被害の増加が続く――FTC報告書

米連邦取引委員会は詐欺・なりすまし被害に関する2007年の報告書を発表した。

» 2008年02月19日 08時44分 公開
[ITmedia]

 米連邦取引委員会(FTC)は、2007年の1年間に消費者から寄せられた詐欺・なりすまし被害報告に関する統計を発表した。

 同年中にFTCに寄せられた詐欺に関する苦情は約81万件で、前年に比べ14万件増加。被害総額は12億ドルで、1人当たり被害額の中間値は349ドルだった。

 内訳を見ると、なりすましに関する苦情は約26万件で全体の32%を占め、7年連続で最多。被害内容はクレジットカード不正利用の23%を筆頭に、公益サービス関連18%、雇用関連14%、銀行関連13%となっている。

 インターネット関連サービスや製品に関する苦情は約22万件で、増加傾向が続いているが、被害額は前年比で減少した。

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