あの「プラザ」が採用したスタイリッシュな業務用端末:高機能ハンディターミナルを採用し店での商品管理を効率化

輸入生活雑貨店を中心に100以上の店舗を運営するプラザスタイル株式会社では、棚卸しや店頭での受発注・在庫確認作業のため、カシオのハンディターミナル「DT-X7」を採用した。店頭での運用テストを行った結果、これまで用いてきた端末と比較して、使い勝手や機能、耐久性など多くの点で優れていると認められ、今後は新規店舗から順次、端末の入れ替えを進めるという。


既存のハンディターミナルは操作性や耐久性などに課題

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 1966年、アメリカン スタイルのドラッグストアとして1号店を銀座にオープンして以来、プラザスタイルは40年以上に渡って輸入生活雑貨などの商品で幅広い世代の心を捉え続け、現在では直営約70店、提携店を含め100以上の店舗を運営するまでになっている。

 数多くの商品を扱う同社の店舗では、棚卸しなどの作業を効率化する目的で、20年ほど前からハンディターミナルを店舗内で活用してきた。

 「当初は、オフライン専用の端末を、年に4回、四半期ごとの棚卸しでのみ使っていました。その後、WindowsCEベースの端末を追加導入し、店舗内に構築した無線LAN環境を通じて、オンラインで店舗内から受発注できるように活用の幅を広げたのが、3年ほど前のことでした」と、プラザスタイルの上野氏は言う。

 だがこれらのハンディターミナルは、店舗スタッフにとっては使い勝手が今一つで、いくつかの要望が寄せられていた。

photo プラザスタイル株式会社 IT部
統括部長 上野慎一氏

 「端末が300g近い重さのうえにズン胴で、持ちにくいというのが多くの店舗スタッフの評価でしたね」(上野氏)

 プラザスタイルの店舗スタッフは、その多くが若い女性だが、既存のハンディターミナルは、その大きさ、重さにより、女性の使いやすさにまで気を配った製品は存在していなかったといえる。そのため、作業中に取り落とし、その結果として故障してしまうケースもあったという。

 「これまで使ってきた他社製のWindowsCE端末は、無線LAN機能が搭載されておらず、CFカードスロットに無線LANカードを装着することで、オンライン運用を実現していました。ところが、本体からカードが横に突き出しており、落とした際にカードだけでなく本体まで故障するというケースが見受けられました。そうなると数万円もの修理費用が必要になりますし、データも失われることもあるので、店舗スタッフは作業をやり直さねばなりません」(上野氏)

 棚卸し用にオフラインの端末を約10台、店頭での受発注や在庫確認、商品情報確認などの機能をオンラインでも使えるようにした端末が約10台、というのが同社の一般的な直営店での配置だとのこと。直営店は約70店舗あるから、全体の台数は約1400台。修理等のメンテナンス費用削減も、課題となっていた。


「軽くて持ちやすい!」と店舗スタッフの反応も好評

 プラザスタイルでは、棚卸業務と発注業務を統合でき、さらに携帯電話ライクな使いやすさを備えた新しいハンディターミナルを求めていた。

 「各メーカーには、こうした条件を満たした上で、さらに修理等のメンテナンス費用も削減できる端末がないかと、ずっと要望し続けていましたね」(上野氏)

 そこへカシオが提案したのが、開発されたばかりの最新型ハンディターミナル「DT-X7」であった。

 DT-X7は、大容量バッテリ搭載時で163g(標準バッテリ搭載時は145g)と、これまで使ってきた端末より大幅に軽量化されており、しかも持ちやすく扱いやすいスタイルとなっている。また、それまで主力で用いてきたハンディターミナルと同じくWindowsCEベースでブラウザを備えているので、既存の受発注アプリケーションもそのまま移行できる。

 こうしたメリットに注目し、プラザスタイルではDT-X7の採用を決定した。2007年10月から2008年初め頃までの期間にアプリケーションを開発、実際の店舗環境での使い勝手を確かめるため、1月15日からは原宿店で検証を行った。

photo 性能だけでなく、スタイルにもこだわったDT-X7

 「実際に使った店舗スタッフの反応としては、やはり『軽くて持ちやすい』というのが圧倒的ですね。また、『立ち上がりが早い』という評価も目立ちました。ストレート型携帯電話のようなスタイルや、携帯電話ライクなキー配置なども、『メール世代』の店舗スタッフには合うようです」と、上野氏は手応えを語る。

 軽くて持ちやすいので、作業中に取り落とす可能性も減ったことは間違いないだろう。標準で無線LANを装備しているので拡張カードも必要なくなり、安心して使うことができる。

 また、立ち上がりの遅さについても、これまでの端末での大きな不満点の一つだった。電源ONからアプリケーションが利用可能になるまで3分近くかかっていたのだという。

 「お客様に在庫や商品詳細について問われた際に使おうとしても、これでは間が持ちません。それよりは、いったんバックヤードに入って、PCの画面で検索して戻ってくる方が早いというのですね。ですから、受発注や棚卸し業務以外でハンディターミナルを使用する機会はあまり多くなかったようです」(上野氏)

 それが改善され、接客応対の迅速化につながるというわけだ。DT-X7では、CPUなどの性能が向上しており、起動するまでの時間が短縮された。さらに、電源投入時にアプリケーションを自動的に起動させるようにして、操作の手間を省いた結果、従来3分かかったアプリケーション利用可能までの時間は数十秒にまで短縮している。「無線LAN関連の性能も従来の製品と比べると大きく向上していますね。」(上野氏)

 プラザスタイルにとって、従来のハンディターミナルに抱いていた不満点の数々が、DT-X7で解消されたことは間違いないようだ。

photo 音声読み上げ機能により棚卸業務の効率化が期待されている

 当然、従来の端末より活用されるようになるはずだ。となれば、バッテリ持続時間も気になるところ。しかし、従来の端末が無線LAN利用時で約2時間だったのに対し、DT-X7では8時間以上と、大幅に性能が向上している。

 「これなら、1日の営業を安心してカバーすることができるでしょうね。また、6台のDT-X7を1台のACアダプタで充電できる充電器が用意されている点も助かりますね。以前であれば、店舗あたり20台の端末を一度に充電するには20口のコンセントが必要でしたが、この充電器を使えば3口もあれば足りるというわけです。バックヤードの配線もシンプルにできるでしょう」(上野氏)

 さらに、DT-X7では新たに搭載された音声読み上げ機能を生かして、さらなる作業の効率化を目指している。

 「棚卸しの際、この機能を使って入力された数字を読み上げるようにしました。商品の在庫数を間違えて入力してないかどうか耳で確認できるようになり、棚押しに要する時間を短縮できるものと期待しています」(上野氏)


無線LAN機能による内線電話などさらなる活用を進めていきたい

 プラザスタイルでは、DT-X7を新規オープンする店舗から順次導入していく方針だ。3月22日には千葉県浦安市に「PLAZA 舞浜イクスピアリ店」がオープンする予定で、これがDT-X7を最初に新規導入する店舗になるという。

 「既存店では、古くなった端末を入れ替えていく形で導入を進めていき、2009年度中には完全に移行したいですね。もちろん、店舗側からのリクエストが強ければ、もっと前倒しで入れ替えを進めるかもしれません。」(上野氏)とのことだ。

 なお、DT-X7は、VoIPによる音声通話にも対応可能で、プラザスタイルでは、音声通話を内線電話として活用することを検討しているという。

 「店舗スタッフの呼び出しやヘルプコールなどに使うつもりです。現在のところ、店舗スタッフにはハンディターミナルとは別に、無線機を持たせ、インカムを装着させていますが、できればそれらを一つの端末に集約させたいのです」(上野氏)

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 カシオが提供するVoIPアプリケーションでは、一斉同報などの機能も利用できるようになっており、こうした無線機の代替用途にも適している。また、内線端末として使うのに適したDT-X7のデザインも、こうした考えを後押ししているといえそうだ。

 「この端末なら、スタイリッシュな形状やカラーリングで、お客様の前で使っても気になりません。これまでのバックヤードで使うイメージだったハンディターミナルとは違い、『接客のための端末』と言えるでしょう。今後は、白やピンクなど、若い女性に受けそうなカラーバリエーションも出してほしいところですね。」と上野氏は言う。

 「性能だけではなく、デザインやスタイルを重視してハンディターミナルを開発してくれるメーカーは、他にありませんでした。ハンディターミナルのメーカーには、業務用端末を専門としているところが多いのですが、カシオにはG-SHOCKや携帯電話で培ったノウハウがあるでしょうから、若い世代へ訴えかけられる業務用端末の開発が期待できます。コンシューマー製品に強いカシオならではの製品に、今後も期待しています」(上野氏)



提供:カシオ計算機株式会社
企画:アイティメディア営業本部/制作:ITmedia エンタープライズ編集部/掲載内容有効期限:2008年3月13日


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