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» 2008年03月17日 14時45分 UPDATE

Super Review:数々の新機能を提供するFirefox 3β4 (1/3)

Mozillaは現在、そのフラグシップソフトウェアFirefox 3の最終版を2008年第1四半期中にリリースすることを目指している。ここでは現在テスト段階にあるFirefox 3の最新ビルド「β4」を眺め、Firefox 3での変更点を見てみよう。

[Nathan-Willis,Open Tech Press]
SourceForge.JP Magazine

 現在テスト段階にあるFirefox 3の最新ビルド「β4」が先週月曜日にリリースされた。Mozillaは現在、そのフラグシップソフトウェアFirefox 3の最終版を2008年第1四半期中にリリースすることを目指している。ここではFirefox 3での変更点を見てみよう。

 Firefox 3の最新β版はmozilla.comから入手できる。Firefox 3β4ではLinux版、Windows版、Mac OS X版(Universal Binary)が40言語以上で提供されている。Linux版はbzip2で圧縮されたtarアーカイブとなっており、システム上の任意の場所で展開すればよい。

 β版の実行の前にそれ以前の版のFirefoxを実行中の場合には、まずはすべてのインスタンスを終了させる必要がある。また既知の問題点が幾つかあるので、リリースノートも実行前に確認しておこう。Firefox 3β4はプレリリース段階のソフトウェアなので、Firefoxのプロファイルをバックアップするために~/.mozillaを ~/.mozilla-backupにでもコピーしておくとよいだろう。こうしておけばブックマークやパスワードなどの個人的な設定や、ローカルにインストールした拡張やプラグインなどをすべて保存しておくことができる。

 「./firefox」を実行してFirefox 3β4を起動すると、拡張とプラグインの互換性の確認が自動的に行われて、Firefox 3と非互換のものはすべて無効になる。このときFirefox 3β4を試した後に再びFirefox 2に戻るつもりなのであれば、非互換の拡張のアップグレードはしないようにしよう。

目に見えるセキュリティ

 Firefox 3でもっと改良されたのはセキュリティ関連の機能だ。暗号化されていない接続経由での拡張のアップデートを無効にするなど気づきにくい修正点もあるものの、改良点の多くは潜在的に起こり得る問題をユーザーに気づかせようとするものだ。

サーバ証明書の検証機能 サーバ証明書の検証機能

 例えば、Firefox 2を使ってHTTPSサイトを訪問すると接続の暗号化の強度がロケーションバーの色で示されるが、Firefox 3ではこのアイデアをさらに一歩進めてウインドウの最下部の隅にあった証明書についての表示もロケーションバー自体の中に移動した。またEV SSLのサイトのファビコンが緑色で表示され、そのファビコンの隣りにサイトの証明書の所有者についての情報が示されるようになった(これによってサイトの証明書とURLとが一致しているかどうかを確認しやすくなった)。証明書についての詳細情報もドロップダウンメニュー経由で確認できるようになった。

 さらに、証明書の詳細な内容を人間にとって分かりやいものにすることについてもかなりの作業が行われている。例えば証明書の検証についての情報は、国際空港でよく見かける「パスポート係員」マークのLarryが報告するようになったので、証明書によって検証されるアイデンティティと、「南京錠」マークで示される暗号化の状態とが視覚的に区別されるようになった。また言葉遣いについても、以前のリリースでの分かりにくいポップアップ警告に比べて大幅に改善された。

 さらにFirefox 3では、少なくとも後2つのポップアップ警告(SSLのエラー警告と「パスワードを保存する」プロンプト)がお払い箱になった。SSLエラーは(404エラーと同じように)エラーページとして表示されるようになり、「パスワードを保存する」プロンプトは(Firefox 2のポップアップブロッカー情報バーのように)ページのいちばん上にあるドロップダウン情報バーの中に表示されるようになった。

 またFirefox 3では、セキュリティを強化するために外部サービスも活用している。例えば実行ファイルをダウンロードする際には、アンチウイルスソフトウェアと連携するようになっている。またGoogleのマルウェアサイト情報を利用して、フィッシングサイトやマルウェアサイトとして既知のURLをユーザーが訪問しようとした場合に警告が表示されるようにもなっている。また Windowsシステム上では、例えば実行ファイルのダウンロードをできなくすることなどができる「保護者による制限」設定も考慮するようになった。

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