Vista搭載PCをハッキング、コンテストで成功

ノートPCハッキングコンテストでMacBook Airに続き、Windows Vista搭載PCもハッキングに成功。ただし利用したのはVistaの脆弱性ではなかった。

» 2008年04月01日 08時12分 公開
[ITmedia]

 セキュリティカンファレンスCanSecWestで開かれたノートPCハッキングコンテスト「PWN to OWN 2008」で、MacBook Airに続き、セキュリティ研究者がWindows Vista搭載PCのハッキングに成功した。

 コンテストをスポンサーするTippingPointのブログによると、Vistaのハッキングに成功したのはセキュリティ企業Security Objectivesの研究者。賞品としてVista Ultimate SP1を搭載した富士通U810のノートPCと、賞金5000ドルを獲得した。

 ただし利用したのはVistaの脆弱性ではなく、Adobe Flash最新バージョンのゼロデイの脆弱性だった。この脆弱性情報はTippingPointが買い取り、Adobeに通報した。

 今回のコンテストでは、それぞれ最新パッチを適用したMacBook Airと、Windows Vista Ultimate SP1、Ubuntu 7.10搭載のノートPC 3台でハッキングの技を競っていた。2日目にMacBook Airが、3日目の最終日にWindows Vistaがハッキングされたが、Ubuntu搭載の「VAIO VGN-TZ37CN」は手つかずのまま残った。

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