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» 2008年04月16日 08時00分 UPDATE

悲しき女子ヘルプデスク物語:キータッチの快感にハマるわたし (1/3)

茶軸と黒軸の違い。入力に使用しないキートップは外しちゃう。こんな会話に反応するアナタは、立派なキーボードマニアである。

[鐙貴絵,ITmedia]

「悲しき女子ヘルプデスク物語」(再編集版)が電子書籍になりました。主要電子書店で発売中です。


 会社におけるわたしの日課は出勤時にマイPCの電源を入れ、帰宅時には「お疲れさま〜」と電源を切ることである。当然ながら、このPCが会社から支給されたときは、メーカー純正のマウスとキーボードが付属していた。しかし残念なことに、彼らとの付き合いはわずか1カ月で終わりを告げる。現在愛用しているキーボードをプレゼントされたからだが、そこには美しくも悲しいエピソードがあったのだ――。


壊れてしまった、わたしの指――

 作成しなければいけない業務資料を大量に抱えていた、当時のわたし。そのため毎日、朝から晩まで、キーボードと格闘していた。あと少しでこの戦いに勝利すると思われたある日、とうとう壊れてしまったのだ。

 キーボードが、ではない。わたしの指がである。

 キーボードを打ち続けるという激務に耐え切れず、腱鞘炎になってしまったのだ。

 腱鞘炎になると、指を動かすたびに痛みを感じる。経験のある方はよくご存知だろうが、何をするのも本当にイヤになってしまう。日常生活だけでなく、仕事にも支障がある。痛みのためか、キーボードを打つ指の動きが鈍くなり、思うように仕事も進まない。だからイライラしてきて、タイプミスも多くなる。当然仕事ははかどらず、そしてキー入力からも開放されず、腱鞘炎は治らない。見事なまでの悪循環である。わたしは、「仕事は終わんないし、指は痛いし、なのにしっかりお腹はすくし……」などと愚痴っていたものだった。

y_ill003.jpg イラスト:本橋ゆうこ

 そんなわたしを見るに見かねたのだろう。何人かの友人がカンパし合い、当時2万円近くしたキーボード「Realforce 106」をプレゼントしてくれた。

 恥ずかしながらわたしは、キーボードになんて、ほとんど気を使っていなかった。それどころか「ま、文字が打てれば十分じゃん♪」とさえ考えていた。しかしRealforceを使うようになって「道具は大事だ」ということを身を持って知った。Realforceを利用している今では、たとえ文字入力を8時間続けたとしても、わたしの指は疲れ知らずだ。むしろ「ああ、いつまでもキータッチし続けたい……」と感じるのである。さすが「2万円」するだけのことはある。

 続いてわたしは「ところで、ほかの人はどんなキーボードを使ってるんだろ?」ということが気になってきた。当然と言えば当然だが、こだわる人は徹底的にこだわっていた。基本的にわたしのオフィスでは、個人所有のPCやUSBメモリなどの持ち込みは禁止されている。しかし、キーボードやマウスに関しては、それほど厳しくはない。あらためて周囲を見渡すと、マイキーボードやマイマウスを使っている人が意外と多いことに気付いた。

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