KDDIは首都圏で6拠点目となるデータセンターを設立。これまでのデータセンターに比べて2倍の電力容量と空調設備を備える。
KDDIは4月15日、首都圏のデータセンターでは6拠点目となる「府中データセンター」を東京都府中市に新設すると発表した。データセンターサービスも併せて展開する。8月18日に稼働する予定だ。
同データセンターは、洪水や浸水が起こると想定される区域の外に位置する府中市に位置する。提供する床面積は約900平方メートルで、約3500平方メートルまで拡張する。既存のデータセンターの2倍以上となる電力容量と空調設備を持ち、消費電力の高いハイエンドサーバも利用できる。内部統制で使うデータの管理や、災害時のバックアップといった需要に対応する。
提供するデータセンターサービスの名称は「オープンコロケーションサービス」。1ラック単位で、ラックスペースおよび電源を提供する。オプションとして、通信回線を引いてデータセンター内の構内配線を整備したり、データセンターの利用に必要な工事を代行したりするサービスも用意する。
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