慶大理工学部で個人情報漏えい、パソコン盗難で

慶應義塾大学理工学部の研究室でPCなどが盗まれた。25台が盗まれ、うち1台に学籍番号などの個人情報が含まれていた。

» 2008年04月19日 10時24分 公開
[ITmedia]

 慶應義塾大学は4月18日、理工学部の研究室に何者かが進入し、PCなどが盗まれたことを明らかにした。PC内に含まれたのべ2550人の氏名や学籍番号、そのうち270人についての数学2科目の成績、420名の出身校名といった個人情報が漏えいした。

 再発防止のため、研究室の施錠の徹底、巡回体制の強化、防犯カメラの増設などを実施する。

 2007年11月27日未明に、矢上キャンパス23棟(研究室棟)と36棟(数理科学科棟)が侵入窃盗の被害に遭ったことが判明し、直ちに警察に連絡。学内を調査した。その時点で個人情報の漏えいは確認できなかったという。

 2008年1月になり、盗まれた25台のPCのうち、同大学が所有する1台に学生の個人情報が記録されている可能性があることが判明した。危機管理本部による事情聴取を含めた調査と対策の検討を開始したとしている。

 同大学は、関係する学生や卒業生に謝罪の連絡をするとともに、窓口を設置して対応に当たっている。なお、学生の成績への影響はなく、発表時までに盗難にあった個人情報が外部に流失したとの情報はないとしている。

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