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» 2008年05月27日 08時00分 UPDATE

Windows Server環境バックアップ実践 [準備編]:最低限のバックアップはしているけれど? (1/3)

しっかりとした情報システム部門があれば、統制のとれた形で確実なバックアップが行われているだろう。とはいえ、中小企業で専任の管理者がおらず最低限のデータバックアップしか実施していなかったり、大手企業でも部門サーバの管理責任が明確でなかったりといったことはないだろうか

[谷川耕一,ITmedia]

心もとないので冗長化

 筆者が経営する会社の場合、中小というよりは零細(パートも入れて従業員数15名程度)の部類に近い規模であるため、専任のシステム管理者は当然いない。とはいえ、システム構築、ソフトウェア開発を生業としているので、なんとか無難なシステム運用管理ができていると自負している。

 ちなみに、主なサーバマシンの状況は、システム開発環境に利用しているSun、HP、IBMのUNIXマシンがそれぞれ数台、加えLinux、Windows Serverの開発用マシンも数台ある。さらに、インターネットに接続し外向けのMailやDNS等のサービスを担うWindows Server 2003のマシンが1台、日常的な業務の作業領域や事務系文書を格納するWindows Server 2003が稼働するドキュメントサーバー2台、この2台のドキュメントサーバーではActive Directoryのサービスも動かしているといった構成だ。

 なまじシステムに対する技術と知識があるため、これらサーバ群に対するバックアップは対処療法的であり、ある意味ごまかしで済ましてきたとも言える。かつては、業務上重要なデータをDATテープに定期的に落とすという方法のみ。さすがに情報量の増加に耐えられなくなり、いまでは低価格化したUSB接続の外付けハードディスクに、夜間に定期的にデータコピーすることでしのいできた。

 これだけでは心もとないので、システムを冗長化することで不測の事態には備えている。一部サーバマシンのディスクをRAID化したり、重要な作業領域は2台のマシンでプライマリ、セカンダリ構成をとり、フォルダ単位でデータ同期したりといった体制だ。これで、プライマリサーバが仮に停止しても、とりあえずは作業が続けられるはずだ。

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