Intelが新Core 2 Duoと802.11nチップを搭載したCentrino 2を発表。さらに、90日以内に初のモバイルクアッドコアプロセッサなどを追加発表する。
米Intelは7月15日、次世代モバイルプラットフォーム「Centrino 2」を発表した。
Centrino 2はコードネームで「Montevina」と呼ばれていた製品で、新しいIntel Core 2 Duoプロセッサ、新チップセット「Mobile Intel 45 Express Chipset」、802.11n(ドラフト版)対応のワイヤレスチップ「Intel Wi-Fi Link 5000」で構成される。年内にはWiMAXとWi-Fiに対応したワイヤレスチップを搭載したCentrino 2も登場するという。
新Core 2 Duoプロセッサは5種提供され、high-k金属ゲートや45ナノメートル製造プロセスを採用。1066MHzフロントサイドバス、最大6Mバイトの2次キャッシュを搭載する。うち3種は約30%消費電力を削減し、熱設計枠は25ワットとなっている。ノートPCがアイドル状態のときにコアクロックやキャッシュメモリなどの部品をオフにして節電する「Deep Power Down Technology」も搭載する。
またIntelは、デュアルコアモバイルCPUとしては最速と称する「Intel Core 2 Extreme」も発表した。クロックスピードは3.06GHzとなる。さらに同社は90日以内に8種のプロセッサを発表する予定。その中には、初のモバイルクアッドコアプロセッサや、薄型軽量ノートPC向けプロセッサの第2世代版も含まれるという。
Centrino 2を搭載したノートPCは、PCメーカー各社から7〜8月に米国で発売される。Hewlett-Packard、Lenovo、富士通、ソニー、東芝などが発売を予定している。
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