センチュリー・システムズのルータ製品にCSRFの脆弱性なりすましやデータ改ざんの恐れ

複数製品に脆弱性が見つかったが一部製品では対処待ちとなっている。

» 2008年07月23日 12時26分 公開
[ITmedia]

 情報処理推進機構(IPA)セキュリティセンターとJPCERTコーディネーションセンター(JPCERT/CC)は、センチュリー・システムズの複数のルータ製品にクロスサイトリクエストフォージェリ(CSRF)の脆弱性が見つかったとして、(Japan Vulnerability Notes)に情報を公開した。

 センチュリー・システムズによると、Webの管理画面に脆弱性があり、ログイン時の認証情報を持ったまま状態で悪意のあるサイトに接続すると、ルータ設定の変更などユーザーが意図しないコードを実行される可能性がある。

 対象となるのは、XR-410 ver1.6.8、XR-440 ver1.7.7、XR-510 ver3.5.0、XR-540 ver3.5.2、XR-640 ver1.6.7、XR-730 ver3.5.0、XR-1100 ver1.6.2、XR-410-L2 ver1.6.1、XR-640-L2 ver1.6.1の各製品の以前のバージョン。

 センチュリー・システムズは、XR-410およびXR-510でこの脆弱性を修正したファームウェアを公開し、早急にアップデートするようユーザーへ呼びかけている。それ以外の製品のファームウェアは近日中に公開する予定。

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