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» 2008年08月05日 18時26分 UPDATE

新しいx86サーバブランド登場:日本IBM、超高集積サーバ「iDataPlex」を提供開始

日本IBMは従来のラック型x86サーバと比較し約2.5倍の価格性能比となる「iDataPlex」を提供開始。System x、Blade Centerに次ぐ同社の新しいサーバブランドとなる。

[ITmedia]

 日本IBMは8月5日、IBMの新たなx86サーバブランドとしてこの4月にIBMが発表した「IBM iDataPlex」の国内展開を8月21日から開始することを明らかにし、報道陣に説明を行った。当面、商流は直販チャネルに限定されるが、順次ビジネスパートナー経由の販売も視野に入れるという。

 「IBM iDataPlex」の特徴を一言で語ると、専用の2U、または3Uのシャーシを用いた構成とすることで、サーバ集積率および冷却効率の改善を図ったもの。各シャーシにはユーザーの要件に合わせてサーバパーツやストレージ、I/O、ネットワークスイッチを組み合わせて構成でき、iDataPlex専用ラック(100U)に組み込まれた状態で納品される。1ラック当たり最大84ノード。1ノードには最大8コアのインテル製CPUが搭載でき、1システム(ラック)当たりの最大コア数は672となる。

idpparts.jpg 写真下からシャーシ(2U)、ストレージパーツ、ファン。向かって左、人が手に持っているのがサーバパーツ。これらが1ノードとしてラックに収納される。サーバパーツ×2をシャーシに収めるといった構成も可能

 専用ラックは、例えて言えば従来の19インチラックを90度回転(横転)させ、奥行きを狭め、間口を広げたものと表現できる。横幅は2ラック分となるが、奥行きは0.5ラック相当。フットプリントは通常品と同等だが、データセンターなどへの配置の際、ラックとラックの間(背面)を狭められるので、設置効率が高いという。またラック背面には水冷式の冷却扉「IBM Rear Door Heat eXchanger」が用意される。PDUやネットワークスイッチなどはラック脇のスペースに配置され、高集積化に寄与する。

idp1.jpgidp2.jpgidp3.jpg iDataPlexのフォームファクタ(画像=左)、エアフローの効率化とHeat eXchangerにより冷却消費電力を削減(画像=中央)、iDataPlexは大規模な分散コンピューティングに位置付けられる。ミッションクリティカル分野にはx3850、x3950が適しているとされる(画像=右、すべて画像クリックで拡大)

 IBMは2月に新たなデータセンター戦略として「次世代エンタープライズ・データセンター」戦略を発表、その後、この戦略に基づく製品を順次投入している。その肝となるのは、これまでは個別に進化が進んできた各種技術――例えば仮想化技術――をデータセンターというフレーミングの中で包括的に進化させていこうという点にある。その枠組みにおいてiDataPlexは、Webサービス、HPC、そしてクラウドコンピューティングといった大規模なスケールアウトソリューションを担う。すでにMicrosoftがWindows HPC Server 2008のインターナルベンチマークテストにiDataPlexの採用が決定しているのを始め、今後ISP、通信キャリア、大規模IDCなどへの導入を図るという。

 iDataPlexの製品概要は次の通り。

モデル プロセッサ 最大搭載数 サポートOS 出荷形態 保証期間 受注開始日/納品日数 税込価格
IBM iDataPlex Intel Xeonデュアルコアまたはクアッドコアプロセッサ(iDataPlex dx340ノード)、Intel Xeonクアッドコアプロセッサ(iDataPlex dx360ノード) 1システム(ラック)当たり最大672コア(1ラック当たり最大84ノード/1ノード当たり最大8コア) Windows Server 2003 R2 x86、Windows Server 2003 R2 x64、Windows Server 2003 Compute Cluster Edition、RedHat Enterprise Linux 4.6 x86、RedHat Enterprise Linux 4.6 x86_64 iDataPlex専用ラック(100U)にサーバノード(2U)およびフレックスノード(2Uまたは3U)へ必要コンポーネントを組み込み完成状態で出荷 1年(サーバノード)/3年(フレックスノードおよびラック) 2008年8月21日/受注後標準で90日後に納品 3990万円(税込、1ラックにdx340 42ノード、ネットワークスイッチなど設置済みの標準構成の場合)

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