FreeBSDでLAMPをセットアップするBeginner's Guide(3/3 ページ)

» 2008年08月14日 11時18分 公開
[Martin Munch,Open Tech Press]
SourceForge.JP Magazine
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phpMyAdmin

 phpMyAdminは、データベース管理者の仕事をかなり楽にしてくれる。使用頻度はかなり高く、ほとんど標準になっている。利用するにはインストールとリンク設定が必要だ。以下のコマンドにより、「http://localhost/phpMyAdmin」でphpMyAdminにアクセスできるように設定を行い(つまり、インストールしたphpMyAdminディレクトリをwwwrootのディレクトリにリンク)、設定スケルトンをデフォルト設定として利用して、秘密のパスフレーズ(パスワードの暗号化に使用)、rootユーザー、rootパスワードをMySQLオプションに対応させて設定する。

cd /usr/ports/databases/phpmyadmin

make config install distclean

ln -s /usr/local/www/phpMyAdmin /usr/local/www/apache22/data

cd /usr/local/www/phpMyAdmin && cp config.sample.inc.php

config.inc.php

vim config.inc.php

$cfg['blowfish_secret'] = 'kJ76Fgeak98h6thjd6';

$cfg['Servers'][$i]['controluser'] = 'root';

$cfg['Servers'][$i]['controlpass'] = 'p3Df1IsT';


 以上で、多機能FreeBSDサーバのインストール、設定、セキュア化が完了し、いつでも利用できる状態になっている。なお、サーバの管理に当たっては、幾つか注意すべき点がある。1つは、サーバを最新の状態に保つことだ。FreeBSDには、カーネルやユーザー空間、そしてそこにインストールされているすべてのアプリケーションを最新かつセキュアな状態に保つ優れたツール群が用意されている。サーバの古さはセキュリティ上のリスクとなる。もう1つは、設定を変更したり、アプリケーションを再構成したり、あるいは単にFreeBSDの特定のコマンドやファイルについて把握したりする場合には設定ファイルとmanページを参照する、ということだ。

 ここで設定したサーバを使えば、静的Webコンテンツだけでなく、フォーラムやチャット、画像ギャラリーといった動的コンテンツも安全に公開できるほか、Webホスティングで中心的な役割を果たすことの多いデータベースの設定にもphpMyAdminが利用できる。

Martin Munchはノルウェーのトロムソ大学(University of Tromso)でコンピュータサイエンスを学んでいる。


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