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» 2008年08月27日 08時21分 UPDATE

開発者向けに:Google OpenSocialに対応したサンプルソーシャルネットワークが登場

Google OpenSocialに対応したアプリケーションの開発に関して、大きなニュースが飛び込んできた。OpenSocialアプリケーションを安全な環境でテスト、配備することができるサンプルソーシャルWebサイトが登場したのだ。

[Clint Boulton,eWEEK]
eWEEK

 GoogleのOpenSocial APIは数カ月前から出回っているが、同社はこれまで、開発者がソーシャルソフトウェアをテストするためのサンドボックスをあまり提供してこなかった。

 しかし8月21日、状況は一変した。Googleが「Partuza」(スペイン語の俗語で「パーティー」の意味)というサンプルソーシャルネットワーキングサイトを立ち上げたのだ。このサイトでは、プログラマーが自分のコンピュータ上でOpenSocialウィジェットを開発、テストすることができる。Partuzaのライブサイトはこちら

 PartuzaはPHPで記述されており、Apacheオープンソースライセンスの下で提供されている。これにより開発者は、PHP版Shindigを利用して自分のサイトにOpenSocialのサポートを追加する方法を理解できる。Partuzaのコードをソーシャルネットワークで直接使用することも可能だ。

 2007年11月にGoogleが開始したOpenSocialプロジェクトは、Webのソーシャル化を促進するための取り組みで、オープンソースのAPIを使って、MySpace、Hi5、Friendsterなど任意のソーシャルネットワークで動作するアプリケーションを開発できるようにするというもの。

 Googleは大規模なソーシャルネットワークを保有していないが(とはいえ同社のOrkutはブラジルでは大手である)、FacebookやMySpaceなどの大手ソーシャルネットワークプロバイダーに協力するのを好まないプログラマーに代替プラットフォームを提供したいと考えている。FacebookやMySpaceでは、データポータビリティに向けた独自の取り組みを推進している。

 Partuzaを作成したのはH2Servicesのソフトウェア技術者、クリス・シャボット氏。同氏はApache Software Foundationのプロジェクト管理委員会のメンバーでもある。

 シャボット氏は自分自身について、OpenSocialに「関心を抱き、参加している」と表現している。同氏はWindows上でShindigのPHP版とPartuzaをセットアップする方法を示している。

 わたしが話を聞いた情報筋によると、これまでのOpenSocialの各バージョンは不安定だったため、開発者たちはそのAPIの使用をためらっているという。

 しかしGoogleでは、第三者の技術者が作成したサンプルサイトをサポートすることにより、現在のOpenSocialプログラマーの間で支持を拡大したいと考えている。それだけでなく、Partuzaは、より多くの人々をOpenSocialプロジェクトに参加させるのためにGoogleが必要としている推進力になる可能性もある。

 シャボット氏の作業は、Googleに協力するのに神経質になっている人々に多少の安心感を与えるものと思われる。Googleでは、OpenSocialは自社独自の取り組みではないとしている。Googleとは関係がない第三者がOpenSocial API用のリソースを開発すれば、それはGoogleの主張を支持することにもなる。

 FacebookとMySpaceは、両方合わせると2億人以上のユーザーのネットワークを持っているというアドバンテージを有するが、両社がネットワークを管理しており、データポータビリティの取り組みに関しては、支配力を行使しすぎだと批判されている。両社のプラットフォームが「オープン」であるかどうかではなく、人々にどう見られているかが問題なのである。

 Googleはまだ、そのような見方をされていない。

 Partuzaが登場する2日前には、Friendsterが「Friendster Developer Program」の一環としてOpenSocial v0.7を配備した。これにより、全世界で7500万人のFriendsterユーザーがOpenSocialアプリケーションを利用できるようになる。

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