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» 2007年12月03日 15時57分 公開

グーグル、SNS共通API「OpenSocial」の取り組みを説明

複数のSNSで動くアプリケーションを開発できる共通API「OpenSocial」について、グーグルが説明会を開催。パートナーと協力して標準技術の開発に力を入れ、日本での普及も進めるという。

[藤村能光,ITmedia]

 グーグルは12月3日、複数のソーシャルネットワーキングサービス(SNS)などで動作するソーシャルアプリケーションを開発するための共通API「OpenSocial」の説明会を開催した。

 OpenSocialはSNSの標準的な仕様をまとめた共通APIセット。開発者はOpenSocial対応の共通APIの使い方を覚えれば、アーキテクチャを気にせずに複数のWebサイトで実行できるサービスやアプリケーションを開発できる。

 同社のディベロッパー・アドボケートであるクリス・シャルク氏は、「これまで開発者はSNSごとに異なる技術を学ばなければならなかった。しかしソーシャルWebサイトの共通APIを公開される、複数のWebサイトで同時に使える技術が生まれる」とコメント。

image 「標準的なテクノロジーでWebサイトが構築できるようになれば、開発者はアーキテクチャではなく革新性に注力できる」とシャルク氏

 11月のOpenSocial発表以降、参加企業は200を超えた。日本からはミクシィなどが参加する。「Opensocialはオープンなインフラで、パートナーと協力して作るもの。フィードバックを基に標準技術をより進化させたい」とシャルク氏は意気込みを見せる。

 収益化のプランは、「明確なものはなく、現段階ではビジネスというより実験的にコア技術を開発している」(シャルク氏)段階。収益は後からついてくると考え、よりよい開発環境を作り、アプリケーション構築の敷居を下げることに注力している。

 今後はエンタープライズ分野でもOpenSocialを展開していくという。「Salesfoece.comやOracleと協力して、使い方やプラグインなどについてブレインストーミングをしている。企業独自のやり取りや活用方法が出てくると考えている」(シャルク氏)

日本のOpenSocial対応と可能性

 グーグルの石原直樹プロダクトマネジャーは、OpenSocialの日本における取り組みの現状を説明した。「世界的に見ても、(SNSユーザー全体に対して)日本のユーザーが占める割合は大きい。ソーシャルサイトが最も成功している国の1つとして期待している」とし、OpenSocialへの参加を広げるために、定期的にパートナーや企業とミーティングを重ねている。

image 「ビジネスとしてSNSを使用するのも大事だが、それだけにフォーカスするのではない」と石原氏

 日本に期待するものとして、「モバイル分野や言語体系のローカリゼーション(国際化されたソフトウェアなどの言語をある特定の言語に対応させること)へのフィードバック」を挙げる石原氏。日本の開発者のニーズに答えるべく、技術文書や解説文などの日本語化を進めており、「誰にとってもソーシャルで幸せになれるようなテクノロジーを開発していきたい」(石原氏)と語った。

 シャルク氏は、「日本独自のAPIやサービスを作るわけではない。日本のコミュニティーからのフィードバックをOpenSocial全体の拡張に役立て、日本も含めてOpenSocialを推進していく」とした。

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