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» 2008年10月01日 17時31分 公開

Socialtext、「企業版Twitter」を開発

Socialtextの企業版Twitter「Socialtext Signals」は、ほかのソーシャル製品と連係して、ユーザーの独り言だけではなくその背景も伝えるという。

[Clint Boulton,eWEEK]
eWEEK

 米Socialtextは9月30日、第3世代の企業向けWikiプラットフォームをリリースした。同社の「企業版Facebook」アプリケーション「Socialtext People」も含まれる。

 同社はまた、Wiki製品のSocialtext WorkspaceとウィジェットベースのDashboardもアップグレードしたが、特にわたしの関心を引いたのは、同社の創設者のロス・メイフィールド会長が語った次期製品「Socialtext Signals」だった。

 Signalsは「企業版Twitter」となるマイクロブログアプリケーションで、自動または手動での情報更新に、ソーシャルネットワークの文脈を加える。例えば、SignalsはSocialtext Peopleと連係して、マイクロブログを書いている(「signaling」している)人の周辺の状況を伝える。

 SignalsはSocialtext Workspaceにも統合され、ユーザーがなぜ、何をsignalingしているかという背景を教える。またSocialtext Dashboardと組み合わせて、最新の活動やユーザーの会話の背景にある文脈を伝える。

 例えば、WorkspaceでWikiページを編集しているユーザーは、Signalsを使って自分のやっている作業を要約することができる。同僚はPeopleのプロフィールを通じて、ユーザーが投稿したSignalsをすべて読むことができる。

 「人々が他人に負担を掛け過ぎずに質問したり答えたりするためのツールだ」とメイフィールド氏は言う。

 Signalsは、Socialcast、Present.ly、Yammerなど、先月のTechCrunch50を受賞した企業向けマイクロブログツールに倣ったものだと思う人もいるかもしれない。

 だがメイフィールド氏は、SocialtextはSignalsを6カ月間社内で利用しており、これを自社プラットフォームに統合する取り組みを進めていると語る。これが、偶発的なマイクロブログとは一線を画すところだとして、同氏は次のように語っている。

「Signalsでの会話は、より公開性の高いTwitterでの会話とは大きく異なる。作業をしている既存の組織の文脈の中での会話だからだ。文脈のないTwitterは時間を浪費させるだけだ」

 Signalsは現在、一部顧客にプレリリース版として提供されており、一般公開の予定は決まっていない。

 メイフィールド氏は、SignalsはSocialtextプラットフォームに直接統合されるが、Socialtext Peopleのようなオプションモジュールになるか、完全に組み込まれるかはまだ決まっていないとしている。

 Socialtext 3.0プラットフォームでは、同僚の活動をフィードするDashboardで、Googleのウィジェット標準OpenSocialをサポートするようになった。DashboardはiGoogleと同様に、プログラマーではないユーザーもページにウィジェットをドラッグ&ドロップできる。

 Socialtext Peopleは、ユーザーが自己紹介をしたり、同僚の活動に関するフィードを購読できるプロフィールやユーザーディレクトリを備える。Diggのようなタグ付けツールもあり、料金は100ユーザーで月額500ドル。

 Socialtextは、収益を生んできたモデルを順守し続けており、バージョン3.0は今月、SaaS(サービスとしてのソフトウェア)やオンプレミス(自社運用)型アプライアンスとして提供される。

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