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» 2008年10月31日 16時22分 UPDATE

オルタナブログ通信:イアースは言いにくい?――クラウドが広がるために必要なこと (1/3)

170組を超えるオルタナティブ・ブロガーが、ITにまつわる時事ネタなどを日々発信している、ITmediaのビジネス・ブログメディア「オルタナティブ・ブログ」。今週は、その中から、クラウド、ネット配信、ケータイ、オンライン、法規制などを紹介しよう。

[森川拓男,ITmedia]

たけし城のフォーマットが著作物になるか?

 今回の「オルタナブログ通信」では、10月16日〜10月22日にかけて「オルタナティブ・ブログ」へ投稿された中から、「クラウド」「ネット配信」「ケータイ」「オンライン」「法規制」などのキーワードに注目した。読者が「オルタナティブ・ブログ」を読む際の参考にしていただければ幸いだ。

 それでは、10月16日〜10月22日を10月3週として、過去8週分のオルタナティブ・ブログへの投稿状況を可視化したグラフを見ていただきたい。

graph20081023.gif 10月16日〜10月22日を最新としたオルタナティブ・ブログのステータス

 前回、若干持ち直した投稿総数が、また少し下がってしまった。しかしグラフからも分かるように、1つのみの投稿数が増加したが投稿されたブログ総数は前回と変わっていない。

 今回の期間では、櫻吉(さくらきち)清氏「少しでもパラノイアになってみる」が新たにオルタナティブ・ブロガー(オルタナブロガー)として加わった。これからの投稿に注目したい。

 最近、オルタナブロガーの出版に関する情報が増えてきている。そのキッカケの1つにもなった永井孝尚氏「永井孝尚のMM21」からは、自費出版から1カ月経過、現在の状況というエントリーが書かれている。自費出版プラスAmazonでの販売を考えている人にとって、何かと参考になる話だ。

 ここで、10月13日〜10月19日の週間アクセスランキングを振り返ってみたい。

順位 週間アクセスランキング(10/13〜10/19) 前週
1 「風雲!たけし城」のフォーマットは著作物か?(栗原潔のテクノロジー時評Ver2) →(1)
2 【51.8%】 新型MacBook登場を機に、なぜこんなにMacが気になるのか、を考える(中村昭典の、気ままな数値解析) (初)
3 NHKクローズアップ現代「新情報革命“クラウド”の衝撃」を見て(『ビジネス2.0』の視点) (初)
4 賭博産業におけるCRMについて(栗原潔のテクノロジー時評Ver2) (初)
5 iPhone「萌え神経衰弱」にフルバージョンが登場(CloseBox and OpenPod) (初)
6 iPhone 3G 利用3カ月後のレビュー(不満編)(Speed Feed) (初)
7 iPhoneアプリの墓場で死因を究明する(CloseBox and OpenPod) (初)
8 iPhone 3G 利用3カ月後のレビュー(応援編)(Speed Feed) (初)
9 新型MacBook登場の日、「アラン・ケイ」が退団記者会見(CloseBox and OpenPod) (初)
10 iPhone最適化サイトをカンタンに作れるFeedPubを発表(Speed Feed) (初)

 今回は、1位を除いてすべてが初登場となった。さらに5つがiPhone、2つが新型MacBookと、アップル絡みだった。iPhoneに関するエントリーについては後述する。

 ここで注目したいのは、前回に続いて1位となった、栗原潔氏「栗原潔のテクノロジー時評Ver2」の「風雲!たけし城」のフォーマットは著作物か?だ。日本の番組のフォーマットをまねすることが、果たしてアメリカで著作権侵害にあたるのか否かは、読者の関心を引いたようだ。

 それでは、10月16日から10月22日にかけてオルタナブロガーたちが注目した話題を、キーワードを軸にして振り返ってみたい。

クラウドが広がるためには

 吉川日出行氏「ナレッジ!?情報共有・・・永遠の課題への挑戦」の来年注目すべき10の技術によると、米ガートナーグループから発表された、2009年に注目すべき戦略的技術トレンド10個の中に「クラウド・コンピューティング」が入ったという。確かに、「クラウド」は重要なキーワードとなっているようだ。

 林雅之氏「『ビジネス2.0』の視点」のNHKクローズアップ現代「新情報革命“クラウド”の衝撃」を見ては、「クラウド」がNHKの番組で特集された様子がリポートされた。19時半という時間帯の特集が与える影響の大きさを期待するとともに、「クラウド」を説明するには不十分な長さだったとの感想だ。さらに書籍として初めてクラウドを取り上げた本についても、「クラウド化する世界」を読んでにおいて紹介した。また、自身がパネリストとして参加した情報通信学会関西支部大会での発言について、クラウド化する情報社会を支えていくのはNGN!?で紹介している。

 この「クラウド」の広がりについては、関孝則氏「クラウド的な世界へ」にクラウドが企業に広がるための要素でも触れられている。同時に、言葉ばかりが騒がれる一方で、企業での爆発的な増加が見られない現状について、どうすればいいのか考察されている。

 そんな「クラウド」の普及について、思わぬところから意見が出てきた。栗原潔氏「栗原潔のテクノロジー時評Ver2」の【小ネタ】「イアース」って言いにくいんですけどにあるように、IaaS(イアース)が日本語として言いにくいという点だ。確かに、SaaS(サース)、PaaS(パース)は言いやすいが、イアースというのはいささか言いにくい。

会社からサーバが無くなることで危機が?

 かつて、サーバといえば社内にサーバマシンがあって、そこに情報が集約されていた。しかしネット環境の急速な発展により、自社でサーバを買う必要がなくなってきた。加藤和幸氏「てくてくテクネコ」の会社からサーバーがなくなる日では、社内にサーバを置かないことによって業務不能に陥る危機があることを示唆している。果たして、読者の身の回りではどうだろうか。加藤氏は、別の機会にネットワークの危機管理についても書くとのことなので、期待したい。

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