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» 2008年11月14日 14時00分 UPDATE

SourceForge.JP、Gitのサポートを開始

つい先日はOpenID対応を発表するなど、開発のプラットフォームとして進化するSourceForge.JPが、今度は分散レポジトリ型のバージョン管理システム「Git」のサポートを発表した。

[西尾泰三,ITmedia]

 OSDNは11月14日、日本最大のオープンソース・ソフトウェアの開発サイトであるSourceForge.JPにおいて、分散レポジトリ型のバージョン管理システムである「Git」のサポートを開始した。

 2002年4月に運営が開始され、現在は3400を越える開発プロジェクトと3万名を越える開発者が登録するまでに成長したSourceForge.JP。開発されたソースコードを管理するためのバージョン管理システムとして単一レポジトリ型のCVSおよびSubversionをサポートしていた。

 今回Gitのサポートを開始した背景には、Linuxカーネル、Samba、X.org、Ruby on Railsなどの著名なオープンソースプロジェクトでGitが採用されるなど、分散レポジトリ型のバージョン管理システムが普及したことが挙げられる。

 Gitサポートにより、SourceForge.JPのすべての登録開発プロジェクトで、CVS/Subversionリポジトリと併せてGitを同時に利用可能となった。Git機能の有効化/無効化は、Webインタフェースから設定可能で、複数個のレポジトリの作成も可能。また、Gitwebによるレポジトリ閲覧もサポートしている。

 OSDNの代表取締役社長の佐渡秀治氏はITmediaの取材に対し、「ものづくりの世界では、日本は1からモノを作るよりも応用や改良を好むといったたぐいの話はよく言われていますが、オープンソースの世界でも日本人は大きなプロジェクトの創始者またはリーダーよりも、改良を次々と行っていくような貢献者的なタイプの方が多いように思います。実際、SourceForge.JPでも、大きなプロジェクトのローカルパッチや特定用途のフォークといったプロジェクトが相当数存在していますので、そうした活動と相性がよいGitの採用は、われわれにとっては自明なことです。SourceForge.netでは現時点でGitサポートの予定はないようですが、これは置かれている状況の違いからくる考え方の違いだと思います」と述べている。

 OSDNでは今後、Gitを中心とした機能強化を予定しており、個人や組織の開発コードのバックアップ的な用途といった、カジュアルな利用が増えることも期待しているという。

 「Gitということで、どこがマスターになってもよいわけですし、“俺専用パッチ”などのたぐいのバックアップにもなるでしょうから、開発者の皆さまには手元のコードをどんどん置いていただきたいですね」(佐渡氏)

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