AVG、誤認識問題で被害者にライセンスを無償提供1年間のライセンスを

AVGは影響を受けたユーザーを対象に「AVG 8.0」のライセンスを1年間無償提供するなどの保障措置を発表した。

» 2008年11月17日 08時31分 公開
[ITmedia]

 ウイルス対策ソフトウェア「AVG」でWindowsのシステムファイルをマルウェアと誤認識して削除してしまう問題で、製造元のAVG Technologiesは11月13日、影響を受けた全ユーザーに商用版のライセンスを無償提供すると発表した。

 この問題は、一部のAVG製品がWindows XPのシステムファイル「user32.dll」を誤ってマルウェアと認識してまうもので、OSが起動できなくなるトラブルが起きていた。

 AVGは影響を受けたユーザーへの補償措置として、有料版「AVG 7.5」のユーザーには「AVG 8.0」の1年間のライセンスを無償提供し、有料版「AVG 8.0」を使っている場合はライセンス期間を1年間無料で延長する。また、無料版AVGのユーザーには「AVG Anti-Virus 8.0」のライセンスを1年間無償提供する。

 同社は11月24日から影響を受けたユーザーに連絡を取り、ライセンス取得・延長方法について説明する予定。なお、AVG日本語版の公式サイトによれば、11月12日現在、日本語版ではこの問題が起きたという報告がないという。

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