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» 2008年12月11日 15時40分 UPDATE

AdminIT Daily News:日本HP、ネットワーク管理ソフト「NNMi v8.1」を発表――ITILベースの運用に対応

日本HPはネットワーク管理ソフトウェアの最新版を発表。変更管理ソフトウェアとの連携や性能監視を強化し、ITIL V3ベースのインシデント管理に対応。管理者の運用負荷軽減を図る。

[石森将文,ITmedia]

ネットワーク監視をITIL V3ベースのインシデント管理に移行し、運用効率を向上

日本HP HPソフトウェア・ソリューションズ統括本部 星野敏彦 マーケティングプログラムマネジャー 日本HP HPソフトウェア・ソリューションズ統括本部 星野敏彦 マーケティングプログラムマネジャー

 日本ヒューレット・パッカードは12月11日、ネットワーク機器の稼働状況や障害検出および分析を行うネットワーク管理ソフトウェア「HP Network Node Manager i-series v8.10 software(NNMi v8.1)」を発表し、報道陣に対し説明を行った。

 企業ネットワークは、規模の拡大と複雑化、ビジネス要求による構成の変更サイクルの短期化が進んでいる。また無線LAN、VoIPやテレビ会議など、利用形態そのものの多様化も加速している。ネットワークの管理者には、コスト削減やビジネスへのアジリティ向上、サービス停止の回避、セキュリティ、コンプライアンスへの対応といった課題が山積している。

 しかし大規模化、複雑化したネットワークでは、障害の発生要因を特定するのが容易ではない。細かなエラー通知への対応に手間を取られ、構成情報を把握することすら困難な現状がある。

 今回日本HPでは、上記の課題を解決するために「ネットワークライフサイクル管理(Network Lifesycke Management=NLM)」というソリューションを提唱する。NLMソリューションは、ネットワーク設計や機器選定などを実施する「計画」、機器の設置やポリシー設定などを行う「デバイスの据付・セットアップ」、構成内容や使用状況を調査・把握する「構成情報の確認」、機器のメンテナンスや変更状況をチェックする「変更管理・パッチ配布」、障害を検出して対応する「性能管理・障害対応」、そして使用分析に基づく「資産・標準の見直し」の6つのステップから構成される。日本HP HPソフトウェア・ソリューションズ統括本部 星野敏彦 マーケティングプログラムマネジャーは「NLMというコンセプトと、それに基づく製品発表はおそらく業界初。ネットワーク管理のあらゆるフェーズに対し、HPソフトウェアは製品を提供していく」と話す。

 NNMi v8.1は、NLMソリューションの中核に位置付けられる製品。v7.0では実現していたが前バージョンのv8.0では実装が見送られた機能の再実装を果たし、また新しい機能も搭載した。

 例えばNNMi v8.1では、任意の地図上に独自のネットワーク構成マップを配置できるようになった(マップベース管理)。これにより、実際の物理環境とは別に提供されているサービスごとの構成マップなどが配置可能になり、管理者はネットワークを視覚的に把握できる。

NNMimap.jpg NNMi上のネットワーク構成マップ。ドリルダウン・ドリルアップも可能。また、「人事のネットワーク」「営業のネットワーク」というように、サービスごとにも視覚化された構成マップを呼び出せる

 またオプションモジュールの「HP Network Node Manager iSPI for Performance 8.10」と組み合わせれば、トラフィック情報だけでなく、ネットワーク機器のCPU/メモリ使用率、ファンや温度などのコンポーネント情報を監視できる(MIB収集機能)。加えてクラスタ環境の監視をサポートし、かつルータ冗長化技術やリンクアグリゲーション技術などへの対応を図った。

日本HP HPソフトウェア・ソリューションズ統括本部 佐々木俊行 テクニカルコンサルタント 日本HP HPソフトウェア・ソリューションズ統括本部 佐々木俊行 テクニカルコンサルタント

 さらにNNMi v8.1では、収集した構成情報を「HP Universal CMDB」と連携することで、「HP Network Automation」や「HP Operations Manager」、「HP Service Manager」など、HPの運用管理ソリューション製品群と共有できる。ITIL V3に基づくITサービス管理により、サービスへの影響度によりインシデント対応の優先付けを行えるので、管理者は網羅的・逐次的な障害対応から解放されるという。

 NNMi v8.1は基本製品に加えて、データセンターや通信事業者などキャリアクラスのネットワーク監視に対応する「HP Network Node Manager i8.10 Advanced」、ネットワーク機器自体の性能を監視/分析するオプションモジュール「HP Network Node Manager iSPI for Performance 8.10」、ネットワークトラブルシューティングを効率化するエキスパート向けオプション「HP Network Node Manager iSPI for NET」で構成される。日本HP HPソフトウェア・ソリューションズ統括本部 佐々木俊行 テクニカルコンサルタントは「企業は、そのネットワーク規模や要件に応じて、NNMiのラインアップから最適な製品を選択できる。結果、運用の改善だけでなく投資の最適化を図れる」と話す。

 各製品の価格は次のとおり(導入は50ノードから。ライセンス料や保守料が別途必要)。すべて2009年1月5日に販売を開始する。

製品名 最小構成価格
HP Network Node Manager i-series v8.10 software 50万4000円〜
HP Network Node Manager i8.10 Advanced 126万円〜
HP Network Node Manager iSPI for NET 75万6000円〜
HP Network Node Manager iSPI for Performance 75万6000円〜

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