日本HP、Shanghai搭載2Uラックマウント型サーバを発表――既存製品にもAMDクアッドコアモデルを追加AdminIT Daily News

日本HPは12月1日、AMDの新型クアッドコアプロセッサおよび16のメモリスロットを備えた2Uラックマウント型サーバを発表した。

» 2008年12月01日 17時54分 公開
[ITmedia]

 日本ヒューレット・パッカードは12月1日、同社x86サーバ製品群である「HP ProLiant」ファミリに、ラックマウント型サーバ「HP ProLiant DL385 Generation 5p(以下、「DL385 G5p」)」を加えると発表した。

HP ProLiant DL385 Generation 5p HP ProLiant DL385 Generation 5p

 DL385 G5pは、コードネーム“Shanghai”で知られる、クアッドコアAMD Opteronプロセッサの最新版を搭載する。本プロセッサの特徴である45nm製造プロセス、ネイティブ クアッドコア設計、6Mバイトキャッシュなどにより、前世代の「HP ProLiant DL385 Generation 5」(以下、「DL385 G5」)から67%の電力効率向上を果たしたという。

 またDL385 G5に比べ2倍のメモリ(最大128ギガバイト)、2倍のHDD(最大16ベイ)、2倍のオンボードNIC(4ポート)を配備(HDD数、拡張スロット数とも、最大構成時にはオプション製品が必要)。従来の2.5インチSAS/SATA HDDに加え、3.5インチSAS HDDも利用できる。

 日本HPでは、仮想化技術によるデータセンター統合から、中規模システムのファイルサーバまで、幅広い用途に適していると本製品を位置付ける。特に「16本のメモリスロット」を実装したことは、同型のサーバとして業界最大クラスであり、高価な8ギガバイトのメモリモジュールなどを購入することなく64ギガバイトのメモリ搭載量(4ギガバイト×16の場合)を構成できるため、低コストと高パフォーマンスを両立したとしている。

 なお本発表に合わせ、DL385 G5p以外のクアッドコアAMD Opteronプロセッサを搭載したHP ProLiantサーバ(DL165、DL365、DL585、DL785、BL465c、BL495c、BL685cの各Generation 5)においても、“Shanghai”搭載モデルを一斉発売することが明らかにされた。

 各製品の価格は次のとおり。出荷はすべて12月中旬を予定している。

製品名 希望小売価格
HP ProLiant DL385 Generation 5p 28万9800円〜
HP ProLiant DL165 Generation 5(“Shanghai”搭載モデル) 18万9000円〜
HP ProLiant DL365 Generation 5(“Shanghai”搭載モデル) 29万4000円〜
HP ProLiant DL585 Generation 5(“Shanghai”搭載モデル) 88万6200円〜
HP ProLiant DL785 Generation 5(“Shanghai”搭載モデル) 238万3500円〜
HP ProLiant BL465c Generation 5(“Shanghai”搭載モデル) 26万6700円〜
HP ProLiant BL495c Generation 5(“Shanghai”搭載モデル) 29万4000円〜
HP ProLiant BL685c Generation 5(“Shanghai”搭載モデル) 122万8500円〜

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

注目のテーマ