GoogleのブラウザChrome、β版から正式版へと移行した。
米Googleは12月11日、Chromeブラウザがβ版から正式版へと移行したと発表した。
最初のリリース時から14回のアップデートを重ね、15回目にして正式リリースとなったという。公開100日で、全世界のユーザー数が1000万人以上に達したことも明らかにした。
正式版では、最大の課題だったビデオとオーディオのプラグインの不具合が改善された。またV8 JavaScriptエンジンの動作速度は、最初のβ版と比べると、SunSpiderベンチマークで1.4倍、V8ベンチマークで1.5倍の高速化を実現しているという。
ユーザーから改良の要望が多かったブックマーク機能については、ほかのブラウザとのブックマークのインポート・エキスポートがより簡単に実行でき、大量のブックマークも管理できるようになったとしている。なおユーザーのプライバシーに影響のある機能についての説明が、一カ所に統合された。
ブラウザの一般的な機能であるRSSのサポートやオートフィル機能については、今後追加していく予定という。また、機能拡張プラットフォーム、MacやLinux版の開発も行っているとしている。
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