Confickerが「4月1日」設定の動作開始平穏な動きで済むか

Confickerワームが一斉起動する4月1日を迎え、各国のセキュリティ企業が動向を見守っている。

» 2009年04月01日 08時52分 公開
[ITmedia]

 世界中で猛威を振るっているワーム「Conficker.C」(別名Downadup)が一斉起動する4月1日を迎え、各国のセキュリティ企業が動向を見守っている。しかし今のところ、変わったことは起きていないという。

 セキュリティ企業のF-SecureやSophosによると、Conficker.CはWindowsの機能を使って現地時間をチェックし、4月1日になったところでネットに接続してデータを取得、5万件のドメイン名を生成する。感染マシンが起動していれば現地時間4月1日午前0時から0時半の間にモードが切り替わり、起動していなければ立ち上げた段階で切り替わる。

 セキュリティ企業のF-Secureは、日付が4月1日に切り替わったニュージーランドなどの状況を報告し、Conficker.Cは実際に動作を開始したが、これまでのところ特に何も起きていないと伝えた。

 Confickerをめぐって欧米などの一部メディアは不安をあおるような報道をしているが、Confickerは通信方法を切り替えるだけで、それ以上は大したことは起こらないとSANS Internet Storm Centerは予想している。

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