ウイルス対策ソフトの性能比較、12月の結果が公表

AV-Comparativesは、主要ウイルス対策製品のマルウェア検出性能やシステムのパフォーマンスに与える影響を比較検証し、ランキングを発表した。

» 2009年12月25日 09時12分 公開
[ITmedia]

 業界団体のAV-Comparativesは、ウイルス対策製品の性能を比較した2009年12月版の実験結果報告書を発表した。主要メーカーの製品を対象に、マルウェア検出性能やシステムのパフォーマンスに与える影響を比較検証している。

 マルウェア検出性能を比較した「Whole Product Dynamic」テストでは、Webサイトに仕込まれた不正スクリプトやエクスプロイト、悪質ファイルをどの程度検出できるかを調べた。その結果、SymantecとKasperskyが同率で首位を獲得し、2位はAVIRA、3位はMicrosoftとAvastの順だった。

 一方、システムのパフォーマンスに与える影響を調べたPerformanceテストでは、AVIRAを筆頭にKingsoft、F-Secure、Sophos、Kasperskyがランキング上位に入った。このほかMicrosoft、Symantec、McAfeeなど10社の製品が高得点をマークし「Adbanced+」の最高評価を獲得している。

 こうした結果を総合してAV-Comparativesは、2009年の最優秀製品にSymantecを選んだと発表。2位はKaspersky、3位はESETが選ばれた。

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