Facebookは最近、新たなプライバシー設定を発表した。さらに細かい公開規制を提供するというが、見た限り、まだまだ危険なところがありそうだ。
Facebookは最近、さらに細かい公開規制を提供する、新たなプライバシー設定を発表した。
例えば現在、Facebookでユーザーは友達の中から選択したリストに対して、写真を公開することができる。
「ロック」アイコンをクリックすると、「カスタムプライバシー」設定がオープンする。
写真が選ばれ、プライバシーオプションが設定されると、次のステップは「シェア」だ。
ご覧のように、デフォルトでは「友達のみ」に設定されており、この特定の投稿は「自分のみ」に設定されている。
よってMatti Meikalainenのみが、この画像を見ることができる、という訳だ。
うーん… 近いのだが、違う。まったく異なる。ここには1つ大きな抜け穴があるのだ。
以下の赤でハイライトされているリンクを見てほしい。
その通り! この写真は、このパブリックリンクを送信することで、誰とでもシェアすることができるのだ。
Facebookでの(そしてインターネットでの)絶対的なプライバシーは幻想であり、実際には存在しない。われわれが期待できる最良のものは、相対的なプライバシーにすぎないのだ。
この件でわれわれはうろたえなければならないのだろうか?
そんなことはない。
非常にシンプルな解決策がある。もし皆さんが絶対に写真をシェアしたくないのなら、ソーシャル・ネットワーキング・サイトにはアップロードしなければ良いのだ。
そして幸いなことに、われわれが調査した大部分の人たちは、共有することの利点と代償を理解するだけの常識を持ち合わせているようだ。
追記:しかしながらFacebookユーザーは、すべてのユーザーとのシェアというオプションは使用しない方が良いだろう。
今のところまだ確認はされていないが、アカウントが障害を起こした際に、このようなURLを収集するKoobfaceのようなワームはありふれたものだからだ。アカウントをリカバーし、パスワードをリセットしても、これらのリンクへのアクセスは無効にはならないのだ。
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