「クイズに答えるとiPhoneが当たる」という懸賞が写真共有サービスのTwitpicに掲載されていたという。
「AppleのiPhoneが当たる」というネットの懸賞は安全か――。セキュリティ企業の英Sophosがブログでそんな問題を提起している。
この懸賞の広告は、Twitterで写真を共有できるサービスの「Twitpic」に掲載されていたという。リンクをクリックすると、iPhoneの写真を使った「違い当てクイズ」の画面が現れ、クイズに答えて懸賞に応募できる仕組みになっていた。
Sophosによれば、懸賞はこの分野である程度実績のある会社が主催しており、このケースに限っては詐欺ではなさそうだという。ただし、こうした懸賞は本来の目的で実施されているものもあれば、情報を収集する狙いが隠されているものも無数にあり、一般的なユーザーがその違いを見分けるのは不可能だと釘を刺している。
実際に賞品が当たる懸賞でも、電子メール、住所、電話番号、生年月日といった個人情報を提供するという「代償」を伴うとSophosは解説する。今回の懸賞の場合、応募画面で個人情報を入力した後に「ほかの懸賞のお知らせも受け取る」という項目にチェックを入れると(デフォルトでチェックされている)、有料サービスに加入させられる可能性があるという。
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