MS、Windows 2000向けの更新プログラムを再配布へ

4月に配布した「MS10-025」の更新プログラムでは、脆弱性問題に適切に対処できないことが分かった。

» 2010年04月22日 08時00分 公開
[ITmedia]

 米Microsoftは4月21日、月例セキュリティアップデートで13日に公開した更新プログラムのうち、「MS10-025」の配布をいったん中止すると発表した。

 「MS10-025」はWindows Media Servicesの脆弱性を解決する更新プログラムで、深刻度は「緊急」。脆弱性は、初期設定されていないWindows Media ServicesをWindows 2000 Serverにインストールした場合にのみ影響を受ける。

 Microsoftによると、この更新プログラムでは適切に対処できないことが分かったため、19日の週をめどに再リリースすることを決めたという。現時点で、この脆弱性の悪用する本格的な攻撃は確認されていない。

 同社はユーザーに対し、「“MS10-025”のセキュリティ情報に記載された回避策に目を通し、インターネットにアクセスしている場合はファイアウォールを活用してほしい」と呼び掛けている。

企業向け情報を集約した「ITmedia エンタープライズ」も併せてチェック

過去のセキュリティニュース一覧はこちら

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

注目のテーマ