この問題を突いた「.ASL」「.ABR」「.GRD」形式の悪質なファイルをユーザーが開くと、攻撃者にシステムを制御される恐れがある。
米Adobe Systemsは5月26日、Adobe Photoshop CS4に新たな脆弱性が見つかったとして、解決のためのアップデートを公開した。なお、Photoshop CS5はこの脆弱性の影響は受けないとしている。
同社によると、脆弱性はPhotoshop CS4 11.0.1までのバージョンに存在し、WindowsとMacintoshが影響を受けるという。この問題を突いた「.ASL」「.ABR」「.GRD」形式の悪質なファイルをユーザーが開くと、攻撃者にシステムを制御される恐れがある。危険度は同社の4段階評価で最も高い「Critical」となっている。
Adobeは最新版の「Photoshop CS4 11.0.2」でこの問題を解決し、CS4のユーザーにアップデートを呼び掛けた。また、「身に覚えのないファイルや出所不明のファイルを開くことには慎重になった方がいい」と忠告している。
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