PowerEdgeサーバの交換用マザーボードの一部に、マルウェアの「Spybot」が混入していたことが分かった。
米Dellが提供していたPowerEdgeサーバの交換用マザーボードの一部にマルウェアが混入していたことが分かった。同社は影響を受けた顧客に連絡を取り、対応に当たっている。
同社はサポートフォーラムにユーザーから寄せられた質問に答える形で、PowerEdgeサーバ用マザーボードの「ごく少数」にマルウェアが混入していた可能性があると明らかにした。
それによると、マルウェアが見つかったのは、同社のサービス経由で顧客に届けられたPowerEdge R310/R410/R510/T410の交換用マザーボード。Windowsに感染するワームの「Spybot」がマザーボードのフラッシュストレージから見つかったという。
問題のマルウェアはWindows以外のOSでは影響を受けず、7月20日の時点で顧客から情報セキュリティ関連の問題が起きたという報告は入っていないという。Dellの工場から出荷されたPowerEdgeサーバのマザーボードに問題はなく、サービス経由で供給していた問題のマザーボードはすべて供給を停止する措置を取ったとしている。
企業向け情報を集約した「ITmedia エンタープライズ」も併せてチェック
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.