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» 2010年08月12日 17時14分 UPDATE

Oracle、SPARCと「Solaris 11」の計画を明らかに (1/2)

OracleがSun買収で獲得した資産に関するロードマップを、Sunでハードウェアビジネスの責任者を務めていたジョン・ファウラー氏が説明した。

[Jeffrey Burt,eWEEK]
eWEEK

 米Oracleは2011年にSolaris OSの次期バージョンをリリースする予定だ。また、SPARCプロセッサのパフォーマンスを、2年で2倍のペースで向上させるとしている。

 これらの計画は、Oracleのシステム担当執行副社長ジョン・ファウラー氏が8月10日(現地時間)にWebキャストのプレゼンテーションで明らかにしたもの。同氏はその中で、データセンターソリューション分野のプレイヤーとしての同社の地位を強化し、米IBM、米Hewlett-Packard(HP)、米Dellなどの競合企業との差別化を進めることを目指したロードマップを示した。

 今回のプレゼンテーションはサンフランシスコで行われたもので、今後も全米約80カ所で同様のイベントが予定されている。

 Oracleでは、米Sun Microsystemsの獲得によって得られたアドバンテージを強調している。2009年前半から今年初頭にかけて同社がSunの買収を進めていたとき、アナリストとユーザーは、Oracleのような大手ソフトウェア企業の掌中に入るSunのハードウェア事業の将来を案じていた。

 しかしOracleのラリー・エリソンCEOをはじめとする同社幹部らは、SPARCプロセッサやSolaris OSなどのSunの技術に投資し、これらの技術をOracleの既存のデータベースおよびミドルウェアソフトウェア製品に緊密に連係する取り組みを進める計画だと語った。

 Sunが74億ドルでOracleに買収されたとき、ファウラー氏はSunのハードウェアビジネスの責任者を務めており、現在もOracleで同じ職務に就いている。8月10日のイベントに先立って米eWEEKの取材に応じたファウラー氏は、「合併を果たした両社は現在、Oracleのエンタープライズソフトウェア製品をSunのハードウェアに組み込むことにより、業界で比類なきレベルのパフォーマンスと拡張性を実現できるようになった」と述べた。

 Oracleはこれまで、どんな環境でも動作するオープンなソフトウェアとアプリケーションに加え、これらのソフトウェアを高度に連係させるための管理ツールを提供してきた。

 「Sunの買収はこの戦略の延長にすぎない」とファウラー氏は語る。

 Oracleは他社のソフトウェアも実行できるオープンなシステムを開発しているが、これらのシステムはOracleの製品がとりわけうまく動作するよう設計されている。

 ハードウェア分野でOracleが成功するのは難しいと指摘するアナリストもいる。米TheInfoProが8月2日に公表した調査結果によると、企業ではIT投資の縮小が続いており、サーバベンダーにとっては厳しい環境となっている。比較的低価格の製品にフォーカスしているDellなどの企業は、この逆境を乗り切れそうだ。

 しかしこの調査では、ハードウェアメーカーとしてのOracleの事業基盤は非常に脆弱であるとされている。Sunの製品への投資が減少しており、この傾向は今後も続く見込みだというのが理由だ。

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