RIM、BlackBerryの無償サーバソフト日本語版を公開

リサーチ・イン・モーションは、小規模オフィス向けに機能を限定したBlackBerryのサーバ無償版を新たにリリースした。

» 2010年08月17日 14時06分 公開
[國谷武史,ITmedia]

 リサーチ・イン・モーション・ジャパン(RIM)は、スマートフォン「BlackBerry」と企業内システムを連携させるサーバソフトの無償版「BlackBerry Enterprise Server Express 5.0.2」をリリースした。同社サイトから入手できる。

 BlackBerry Enterprise Server(BES)は、企業ネットワークのゲートウェイ部に設置するもので、BlackBerry端末と社内のグループウェアや業務システムとのデータの暗号化処理やユーザー認証などを行う。無償版は2月に北米地域で発表された。Microsoft Exchangeと連携する「BES 5.0 for Microsoft Exchange」の機能を限定した仕様となる。

 無償版は、有償版と同様にデータの暗号化や日本語環境で運用に対応。1台のサーバ上でExchange ServerやWindows Small Business Serverを同時に運用できる。なお設定可能なポリシーの項目が75項目(有償版は400以上)に制限され、管理機能もユーザーやポリシー設定などにとどまる。冗長構成には対応しない。

 利用できる端末台数は、Exchange ServerやWindows Small Business Serverと同一サーバで運用する場合が75台まで、専用サーバの場合は2000台までとしている。

企業向け情報を集約した「ITmedia エンタープライズ」も併せてチェック

過去のセキュリティニュース一覧はこちら

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

注目のテーマ