一般企業や通信事業者向けのスパム対策エンジンを搭載する無償ツールを公開した。
米Cloudmarkは8月18日、無償スパム対策ツール「Cloudmark DesktopOne」をリリースした。通信事業者などに採用されているスパム検出エンジンを個人や小規模オフィスのユーザー向けに提供する。
本ツールは、PCにインストールして利用するもので、IMAPやPOP、Webメール(POPとIMAPをサポートするもの)のメッセージをリアルタイムにスキャンし、スパムの侵入をブロックする。ツールがスパムと判断したメッセージは隔離ウィンドウ(メールソフトの場合はツールバー)に表示される。ユーザーが保護レベルを自身で設定できるのも特徴となっている。
同社では世界15億人のユーザーから提供されるスパムの情報をデータベース化し、リアルタイムにスパム検出エンジンに反映させる「コラボレーション方式」を採用する。これにより、出現したばかりのスパムでも短時間で検出できるようになるとしている。
対応OSはWindows 2000/XP/Vista/7。ツールバー対応のメールソフトはMicrosoft Outlook、Outlook Express、Windows Mail、Mozilla Thunderbird。手動スキャンや古いスパムの自動削除、詳細設定などが可能な有償版(PC2台まで年間19.95ドル)も併せて提供する。
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