GoogleがChrome 10の新たな更新版を公開、ハッキングコンペで発覚の脆弱性に対処か

Google Chrome 10の安定版とβ版のアップデートが公開された。Chrome 10は3月8日にリリースされたばかりだが、ハッキングコンペで新たに発覚した脆弱性に対処したとみられる。

» 2011年03月14日 07時30分 公開
[鈴木聖子,ITmedia]

 米Googleは3月11日、Webブラウザ「Google Chrome 10」の安定版とβ版のアップデートをリリースし、1件の深刻な脆弱性に対処した。

 Google Chrome Releasesブログによると、アップデート版の「Google Chrome 10.0.648.133」(Windows、Mac、Linux、Chrome Frame向け)では、スタイル処理におけるメモリ破損の脆弱性を解決した。危険度は上から2番目に高い「High」と評価している。

 この脆弱性は、セキュリティ企業TippingPointのZero Day Initiative(ZDI)プロジェクトを通じて報告されたという。Chrome 10の安定版は8日に公開されたばかりだが、TippingPoint主催のハッキングコンペティション「Pwn2Own」でその後新たな脆弱性が発覚し、それに対処したとみられる。

 TippingPointの担当者がTwitterで明らかにしたところでは、Pwn2Ownの2日目は携帯端末のハッキングコンペティションが実施され、AppleのiPhoneとBlackBerryが破られている。

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