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» 2011年06月27日 12時29分 UPDATE

日本HPがネットワーク監視ソフトの最新版、統合管理機能を強化

「NNMi 9.10」では1台のサーバで複数のネットワーク環境を監視できる「マルチテナンシー」機能や、障害時での分析作業を効率化するための機能が搭載された。

[國谷武史,ITmedia]

 日本ヒューレット・パッカード(日本HP)は6月27日、ネットワーク管理ソフトウェア製品の最新版「HP Network Node Manager i-series 9.10(NNMi 9.10)」およびパフォーマンス管理のオプション製品「iSPI Performance for Metrics/Traffic/QA 9.10」を発表した。それぞれ7月1日から販売を開始する。

 NNMi 9.10では、セキュリティや監視のポリシーが異なる複数のネットワークを1台のサーバで監視できる「マルチテナンシー」機能を搭載した。従来は企業単位や拠点単位でネットワーク監視を行うには個別に監視サーバを構築する必要があった。最新版はグループごとの参照や、設定および変更などのアクセス権限を個別に設定できるため、あるネットワークの監視担当者が他のネットワークを監視するといったことを防止できるという。

 また、障害対応の際に必要な大量の情報を1つの画面上に集約して表示できる「アナリシスペイン」も搭載する。ノードごとに機器情報やステータス、トポロジー構成、インシデント履歴などの情報が一目で分かるようになり、作業効率が高まるという。ネットワーク管理者以外の担当者が一時的にネットワーク管理業務を担当するといった場合でも、作業が容易に行えるよう支援する。

hpsoft01.jpg NNMi 9.10のユーザーインタフェース

 iSPI Performance for Metrics/Traffic/QA 9.10は、ネットワークの性能を分析するのに必要なレポートや監視項目などを事前に備えており、インタフェース使用率やパケット破棄率、CPU利用率などのさまざまな性能情報から、ネットワークのパフォーマンス状態をグラフ形式などで表示する。また、データの収集期間を従来の70日から13カ月に拡大させ、長期的な観点でネットワークの動向を把握したり、予測したりできるようになった。

hpsoft02.jpg iSPI Performance for Metrics/Traffic/QA 9.10のユーザーインタフェース

 HPソフトウェア事業統括 ITマネジメント・ソリューション事業部長の山本明厚氏は、新技術への対応や構成の複雑化、コスト抑制といったネットワーク運用の課題に対して、「単体製品で対応するには、製品の組み合わせや事前検証などの手間が多く、当社ではパッケージ化したシステム製品の利用を推奨したい」と語った。

 製品価格は、NNMi 9.10が50万4000円から、iSPI Performance for Metrics/Traffic/QAはそれぞれ75万6000円からとなっている。

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