企業向けMDMツールのGood Technologyの3〜6月の調査によると、企業によるiOSおよびAndroid搭載端末採用で最も多いのはiPhoneで、次は前回調査と逆転してiPad、3位がAndroidスマートフォンだった。
企業向けモバイル端末管理ツールを手掛ける米Good Technologyは7月21日(現地時間)、3〜6月のエンタープライズ市場におけるモバイル端末採用に関する調査結果を発表した。「iPad 2」の発売により、モバイル端末採用で米AppleのタブレットiPadが米GoogleのAndroidスマートフォンを抜いたという。
同社は数千の企業および政府機関にiOSおよびAndroid向けの管理ツールを提供しており、顧客にはFortune 100の49社も含まれる。この調査は同社の顧客によるアクティベート数に基づいている。
同期間に調査対象がアクティベートしたモバイル端末のうち、27%がタブレットで、そのうち95%以上がiPadだった。Androidタブレットのシェアは3.1%で、前回調査より減っている。この期間中、米MotorolaがXOOMを、韓国のSamsungがGalaxyを発売している。プラットフォームと端末の種類別のアクティベート数は、iPhoneが最も多く、iPad、Androidスマートフォン、Androidタブレットの順だった。
モバイル端末の機種別アクティベート数ランキングでは、iPhone 4、iPad 2、iPad、iPhone 3GSと4位までをiOS端末が占め、Android端末のトップはMotorolaのDROID2 Globalだった。
なお、この調査ではカナダのResearch In Motion(RIM)のBlackBerry、米Hewlett-PackardのwebOS、米MicrosoftのWindows Phone端末は対象としていない。同社は10〜12月期からWindows PhoneとwebOSを調査対象に追加する計画だ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.