いい国って、どんな国?オルタナブログ通信(1/3 ページ)

ITにまつわる時事情報などを、約250人のブロガーが日々発信しているビジネス・ブログメディア「ITmedia オルタナティブ・ブログ」。今回はその中から「仕事」「ビジネスチャンス」「ソーシャルメディアポリシー」などを紹介しよう。

» 2011年09月17日 12時00分 公開
[森川拓男,ITmedia]

いい国つくろう、何度でも。

 それぞれみんなが主体性を持って、自分たちで日本を建て直していけるようにしたいですね。

 いい国つくろう、何度でも。:点をつなぐ


 9月2日の新聞朝刊に掲載された見開き全面広告が、高橋誠氏「点をつなぐ」のいい国つくろう、何度でも。で紹介された。高橋氏は広告主の意図について引用した上で、「マッカーサー元帥が厚木飛行場に降り立つ写真は、戦後の日本の復興の象徴として使ったのでしょうけど、外圧でしかなかなか変わらない日本を暗示しているようにもとれる」とし、「外圧がなくても、それぞれみんなが主体性を持って、自分たちで日本を建て直していけるようにしたい」と続けている。

 しかし、広告から受ける印象は千差万別だ。

 コメントには、「優れた広告」から「大変に不評」までさまざまな意見が寄せられた。個人的に興味深かったのは、佐々木順子氏が寄せた「日本に原爆を落としたのもアメリカ、核(原発)の技術を持ち込んだのもアメリカ。そう考えると、強烈な皮肉のようにも受け取れます」というコメントだ。kitakaze氏の「私は『アメリカに占領されても世界トップクラスの国に立て直したではないか』というメッセージに受け取った」という意見にも考えさせられた。

 また、エントリーの最後に書かれた「私の世代は学校で鎌倉幕府の成立年を1192年と習い、『いい国つくろう鎌倉幕府』と覚えてましたが、今ではほとんどの教科書で鎌倉幕府の成立は1185年とされ、『いいはこつくろう鎌倉幕府』になっている」には、驚いた。筆者は歴史好きであるが、最新の教科書や参考書を持っておらず、この事実を知らなかったのだ。あらためて、研鑽は続けなければいけないと思った。

ブログを書く理由とは?

 今回の「オルタナブログ通信」は、9月1〜7日にかけて「オルタナティブ・ブログ」へ投稿されたエントリーの中から、「仕事」「ビジネスチャンス」「ソーシャルメディアポリシー」といったテーマについて紹介する。読者がオルタナティブ・ブログを読む際の参考にしてほしい。

 ではここで、投稿状況のグラフを見ていただこう。

9月1〜7日を最新としたオルタナティブ・ブログのステータス

 前回よりも投稿されたブログ数は増えたものの、エントリー総数は減少した。前回と逆に、1本のみ執筆したブロガーが多かったからだ。その一方で、この1週間で4名の新人ブロガーが登場した。さまざまなバッググラウンドを持つ彼らの、これからの投稿に注目だ。

ブログオープン ブロガー ブログタイトル
9月6日 窪田浩之氏 リズムリアリズム(from Tokyo and Thailand)
佐藤航陽氏 Android (アンドロイド) × グローバル
野水克也氏 バブル世代もクラウドへGO!
9月7日 森岡亜季氏 イギリス通信

 次に、投稿状況をキーワードランキングから分析してみよう。

順位 キーワード(カテゴリー) エントリー数 先週順位
1 ビジネス 62 →(1)
2 社会 44 →(2)
3 イベント 32 →(3)
4 本・書評・出版 30 ↑(5)
5 番長と遊ぼう・オルタナトーク 19 ↑(20)
ブログ 19 ↑(24)
ソーシャルメディア 19 ↑(10)
8 ストリーミング・動画 17 →(8)
雑感 17 ↓(6)
10 グローバル 16 ↓(4)

 今回これまでと少し様相が異なるのは、一挙に浮上してきた「番長と遊ぼう・オルタナトーク」「ブログ」だろうか。これは、「オルタナトーク」として出ていた「我、何故にブログを書きしか」に反応して書かれたエントリーが多かったためだ。このお題に関しては、いずれ鈴木麻紀氏「事務局だより」でまとめられると思うので注目したい。

 それ以外は、ほぼ誤差の範囲内といった感じだろうか。なお、ベスト10以下には、11位に「Twitter」、同率12位に「音楽」「テクノロジー」「飲食」……と続いている。

 それでは、オルタナブロガーが9月1〜7日に取り上げてきた話題を振り返ってみよう。

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